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2021年度日本真空工業会(JVIA)表彰 真空装置大賞を受賞

2022年06月02日

住友重機械工業株式会社(社長:下村真司、以下 当社)の、加速器を用いたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)治療システムに関して、BNCT治療システムNeuCure®が、日本真空工業会(JVIA)2021年度「真空装置大賞」を受賞しました。同賞は、真空産業に従事し、技術、開発、製造、サービス、営業等の各分野で、これら産業および真空産業の発展への貢献に対する表彰です。当社のBNCTシステムでは高強度の中性子線を照射するために、サイクロトロンで大電流の陽子を加速します。そのためにサイクロトロン内を高真空に保つことが必須です。今回、真空技術を新しい治療方法、治療装置に応用したことが評価いただいたと考えています。当社は、今後も装置の改善、普及に努め、がん治療分野でウェルビーイングの実現に貢献してまいります。

写真:日本真空工業会様ご提供                       左:日本真空工業会 辻村学会長、右:産業機器事業部 医療・先端機器統括部 密本俊典主席技師

■日本真空工業会ホームページ https://jvia.gr.jp/

■BNCTについて
BNCTは、がんの放射線治療の一種であり、その治療法は、がん患者にがん細胞に選択的に取り込まれるホウ素(Boron-10)を含有するBNCT用ホウ素薬剤を投与し、がん細胞内にホウ素(Boron-10)を選択的に取り込ませた後、体外からエネルギーの低い中性子を照射するというものです。このとき、体内ではホウ素(Boron-10)原子核が中性子を捕獲して核分裂反応を起こし、この核反応により細胞にダメージを与えるエネルギーをもつα粒子(ヘリウム原子核)とLi 反跳核(リチウム原子核)が放出されます。これらの荷電粒子は、体内ではそれぞれ約9μmおよび約4μmの飛程しか持たず、この飛程はおよそ細胞1個分の大きさに相当します。これらの特徴により、理論的には、周囲の正常な細胞等をほとんど傷つけることなく、ホウ素(Boron-10)を取り込んだがん細胞を細胞レベルで選択的に破壊することが可能となります。

BNCT治療室および移動式治療台