2021年11月01日

住友重機械工業株式会社（社長：下村　真司）は、四国電力株式会社（取締役社長　社長執行役員：長井　啓介）、株式会社安藤・間（代表取締役社長：福富 正人)、東京ガス100%出資子会社のプロミネットパワー株式会社（代表取締役社長：馬場　敏）、イーレックス株式会社（代表取締役社長：本名　均）、新光電装株式会社（代表取締役社長：谷本　順三）、株式会社坂出郵船組（代表取締役社長：綾　政彦）の6社が共同で設立した、坂出バイオマスパワー合同会社より、75MW級バイオマス専焼発電所(出力：約74,950kW、建設予定地：香川県坂出市)建設工事を土建工事含め、一括請負契約にて受注しました。当社がEPC（設計・調達・建設）取りまとめを手掛けるもので、2025年6月の商用運転開始を予定しています。
今回採用されたのは、当社グループが国内外で500缶以上（※１）の実績を持つ「循環流動層（ＣＦＢ）ボイラ」で、木質ベレットを主燃料とし、再熱方式（※２）を採用した高効率なバイオマス専焼ボイラです。当社の循環流動層（ＣＦＢ）ボイラは、高効率バイオマス発電の分野では高いシェアを有しており、納入実績、および本件に対する当社の提案が高く評価され、今回の採用に至ったものです。
当社は、今後も循環流動層ボイラ技術の優れた燃料多様性を追求し、資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献する高効率発電設備を提供することで、電力の安定供給と脱炭素社会の実現に貢献していきます。

【設備の概要】
　ボイラ形式 ：循環流動層（ＣＦＢ）ボイラ（再熱式）
　発電出力 ：約74,950kW
　燃料種別　 ：木質ペレット
　運転開始予定 ：2025年6月

（※１）当社グループ：住友重機械工業株式会社および子会社Sumitomo SHI FW（SFW）。本実績は当社グループのCFB技術供与先（ライセンシー）を含む。
（※２）再熱式：蒸気タービンにて膨張した蒸気を再度ボイラヘ送り、再加熱後に再び蒸気タービンへと送り込むことで高効率発電を可能とする技術。