お知らせ

木質チップを主燃料とした高効率バイオマス専焼発電設備を受注

2019年03月28日

住友重機械工業株式会社(社長:別川俊介)は、王子グリーンリソース株式会社(代表取締役社長:進藤富三雄)とエネクス電力株式会社(代表取締役社長:清水誠)が設立した発電事業会社 王子グリーンエナジー徳島株式会社より、同社のバイオマス発電設備(建設予定地:徳島県阿南市)を受注しました。本設備は、木質チップを主燃料とし、再熱方式(※1)を採用した高効率なバイオマス専焼の発電設備となっており、再生可能エネルギーの推進の一翼を担うものです。

今回の発電設備は当社グループが国内外で490缶以上(※2)の実績をもつ「循環流動層(CFB)ボイラ」を採用しています。当社のCFBボイラは幅広い燃料に対応可能で、特に高効率バイオマス発電の分野では高いシェアを得ており、この実績が評価され今回の採用に至りました。

当社は、地球温暖化対策に有効なバイオマス燃料や資源を有効利用する低品位燃料を活用した、信頼性の高い発電設備を提供することで、電力の安定供給と低炭素化社会の実現に貢献していきます。

【設備概要】
ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ(再熱方式)
発電出力 :約75,000kW
燃料種別 :木質チップ 他
発電方式 :蒸気タービン式
運転開始 :2022年9月予定

(※1) 再熱方式:蒸気タービンにて膨張した蒸気を再度ボイラへ送り、再加熱後に再び蒸気タービンへ送り込むことで高効率発電を可能とする技術。

(※2) 当社グループ:住友重機械工業株式会社および子会社Sumitomo SHI FW(SFW)。本実績は、当社グループのCFB技術供与先(ライセンシー)を含む。