お知らせ

世界最大、廃タイヤ燃料を活用するボイラを韓国より受注

2012年06月27日

住友重機械工業株式会社(社長 中村 吉伸)は韓国の大手石油化学メーカーであるKumho Petrochemical Co.,Ltd.(以下KKPC)より廃タイヤ燃料を活用したボイラ設備一式を受注しました。

本設備は、廃タイヤチップと安価な低品位炭を燃料に使用するもので、廃棄物系燃料利用に多くの実績を持つ当社の循環流動層ボイラ(CFBボイラ)が採用されたものです。2009年5月に、KKPC向けに当社が納入した既設ボイラが同じ燃料構成で順調に稼動中であり、その高評価がリピートオーダーに繋がりました。第1期のボイラ容量は蒸発量250t/h×2缶でしたが、今回はより大型の400t/h×2缶となります。本設備が完成すると、廃タイヤを燃料に活用するボイラとしては、世界で最大の規模となります。本設備は発電のみではなく、蒸気供給も行うコジェネレーション設備であり、KKPC新工場および周辺企業への蒸気・電力供給を行います。当社は本設備の内、CFBボイラ、燃料ハンドリング設備、灰処理設備などボイラ周辺機器一式を設計・製作します。

当社は、今後も東南アジアを中心としたアジア市場において、安価な低品位炭・バイオマス等の低品位燃料を有効活用できるCFBボイラを、発電設備やコジェネレーション設備向けに拡販していきます。

  <設備概要>
  ・受 注 月 :2012年6月
  ・納入予定日:2015年5月末
  ・能   力 :蒸発量400t/h × 2缶

同社向け既納ボイラ設備