お知らせ

i アプリ対応の「sMobile」Version2発売

2001年04月24日

住友重機械工業株式会社(社長 日納義郎)は、ロータスノーツ(注1)の機能を携帯電話から利用できるメール連携システム「sMobile」のiアプリ版をJAVAアプリケーションの開発で豊富な実績をもつ株式会社コネクト(社長 加来徹也)と共同開発しました。企業向けとしてセキュリティ機能をさらに強化し、「sMobile」Version2として来月より発売を開始します。

「sMobile」Version2は当社が開発したセキュリティーサーバー「sGate」と組み合わせ「なりすまし防止」機能を追加することで、セキュリティ機能をさらに強化しました。この機能は通常必要とされるユーザーID、パスワードのほかに、各携帯端末ごとの端末識別ID(sID)で利用者を特定するというものです。ユーザーID、パスワードの利用者情報と、各携帯端末に記録された端末情報という、異なる性質の2種類の情報が一致して初めてネットワークへの接続が可能になります。これにより、ユーザーIDとパスワードを盗み出し、本人になりすまして、ほかの端末より接続する行為をシャットアウトします。
端末識別IDの取得方法については、当社独自の方式(特許申請中)を採用し、本人であることを確認した上で初めて接続を可能にする確実な方法を実装しました。「sGate」は認証機能のほか、端末識別IDの生成と管理機能を持ち、暗号化通信SSL(注2)にも対応しております。
また、「sMobile」Version2ではJavaで作成されたさまざまなアプリケーションソフトをダウンロードできるiアプリ(注3)に対応しています。これまでは、新規文書の作成など、操作毎に必要な画面を受信し、各携帯端末に読み込む必要がありましたが、今回iアプリに対応することで、ネットワークに接続することなく新規文書の作成や下書き保存が可能になりました。都度の通信による待ち時間がなくなり、携帯端末でもデスクトップやノートパソコン並みに使い勝手を向上させました。

1. 「sMobile」Version2の特徴
(1) なりすまし防止機能を内蔵
(2) SSLに対応したセキュリティサーバ「sGate」の採用
(3) iアプリに対応し、操作性、機能性が向上

2. システムの標準価格      ユーザー1人あたり月額300円

(注1) ロータスノーツはロータス社の登録商標です。
(注2) SSL:ネットワークのセキュリティー方式。Secure Socket Layerの略です。
(注3) iアプリは、株式会社NTTドコモの商標です。

sMobile&sGateのシステム構成例