お知らせ

韓国・浦項綜合製鐵(POSCO)よりスラブ連続鋳造設備を受注

2000年08月03日

住友重機械工業株式会社(社長:日納義郎)は、粗鋼生産量で世界第一位の浦項綜合製鐵株式会社(POSCO社)より連続鋳造設備(CCM=Continuous Casting Machine)を受注致しました。今回受注したのは、浦項製鉄所第二製鋼所のスラブ連続鋳造設備で2001年秋の竣工を予定しております。 なお、日本企業がPOSCO社よりスラブ連続鋳造設備を受注したのは今回が初めてです。
POSCO社は、浦項製鉄所第二製鋼所内に欧州企業が納入した4基のスラブ製造設備を所有しております。 今回受注した設備の能力は、年産約280万トンで、自動車用などの高品質鋼板を製造する設備として既存4基の内の1基が更新されるものです。
今回の商談は、住友重機械・日商岩井グループの他に、ドイツのシュレーマンデマーグ社、オーストリアのフェースト社等の欧州勢が入札に参加しましたが、高速鋳込み性能をはじめとする住友重機械の技術力が高く評価され、受注に至りました。
住友重機械は、1960年に日本で初めての連続鋳造設備を完成して以来、これまで日本はもとより、米国、韓国、台湾、トルコ、イランなど海外の製鉄所にも多くの納入実績を有しております。  住友重機械では、これらの実績を通じて、CCMの高速鋳込システムの設計・製造技術を既に高いレベルで確立しており、今回の役務範囲としては、設計、機器の供給および現地据付指導員の派遣などになっております。

【設備仕様】

スラブサイズ
230~250mm厚×740~1650mm幅×5000~10000mm長
鋳込速度
2.1m/分