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ライナック(重粒子線治療用入射器)

ライナックは荷電粒子を、直線状の加速空洞の軸中心に並べた共振器にかかる高周波電界で加速する装置です。共振器空間を通過するたびにエネルギーが増加し、段数を多くすることで高いエネルギーまで加速します。

アルバレ型ライナック

アルバレ型ライナックはシンクロトロンの入射器としてよく採用されます。この写真は放射線医学総合研究所様の重粒子線治療システムの入射器として、RFQライナックの後段に使用されているものです。このアルバレライナックはヘリウムからアルゴンまでの粒子を6MeV/uまで加速します。

RFQライナック

低エネルギーの荷電粒子を加速する場合、高周波数四重極ライナックが用いられます。写真は放射線医学総合研究所様に納入されたRFQライナックです。

普及用小型ライナック

住友重機械は放射線医学総合研究所様との共同研究によって、重粒子線治療システム用の入射器として、これまでに比べ大幅に小型(全長が従来型の1/2以下)で低コストの普及用小型ライナックの開発に成功しました。 重粒子線治療システム用の入射器は下図(典型例)の構成要素から成ります。

仕様

  RFQ DTL
  全長 消費電力 全長 消費電力
小型(新) 2.4 m 120 kW 3.4 m 340 kW
従来型 7.3 m 190 kW 23.9 m 2760 kW

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