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陽子線治療の特長

信頼の医療用加速器技術

住友重機械は1970年代初頭より加速器の設計・製造に従事、その技術と経験を生かして陽子線治療用サイクロトロンを開発し、1997年に国立がんセンター東病院(現国立がん研究センター東病院)に陽子線治療システム初号機を納入しました。この初号機は1998年に国内初、世界で2番目の病院設置型陽子線治療システムとして稼動を開始し、現在まで20年以上に渡り安定して稼動を続けています。一方、2013年11月には陽子線治療システムの米国FDA(510k)承認を取得しました。

高線量率・連続ビームを発生するサイクロトロン

陽子加速器として採用されたサイクロトロンは、高線量率で連続的なビームを生成します。この特長により肺や肝臓などの呼吸移動性臓器への照射時間が短縮され、同時に患者負担も軽減されます。住友重機械独自の高精度ラインスキャニング照射法の実現にも寄与しました。

コンパクトかつフレキシブルな設置レイアウト

陽子線治療システムにおいて大きなスペースを占有するガントリに、コンパクトかつ360度回転可能な短軸タイプを採用し、設置スペースを削減します。設置場所や集患計画に応じてフレキシブルなレイアウトを提案します。

  • 平面配置タイプ(1-4室) ※ガントリの増設にも対応可能です。
  • 上下配置タイプ(1-2室)
平面配置タイプ
上下配置タイプ

高精度ラインスキャニング照射法

スキャニング照射法は、細い陽子線を標的がん組織の形状に合わせて三次元的に走査する照射法です。陽子線治療の黎明期から一般的であった拡大ビーム照射法と比較して、より複雑な形状のがんの治療を可能にし、周囲の正常組織への照射線量を低減します。また、拡大ビーム照射法において患者毎に製作するビーム成形器具のボーラス及びコリメータが不要になり、治療準備期間やランニングコストの大幅な低減に寄与します。

住友重機械はサイクロトロンによる連続的なビームという特長を生かして、スキャニング手法として独自のラインスキャニング照射法を開発しました。ラインスキャニング照射法では、ビームの走査速度を変調させつつ、ビームを連続的に、一筆書き状に照射するため、ビームを断続的に照射するスポットスキャニング照射法など他のスキャニング手法と比較して照射時間の短縮が見込まれます。

ラインスキャニング照射法は2015年10月の臨床適用開始以来、急速にその実施件数が増加し、強度変調陽子線治療(IMPT)が適用される症例も増加しています。そして、スキャニング照射の高速化に取り組み、初期のスキャニング法では苦手とされていた呼吸移動性臓器への適用も進んでいます。

ラインスキャニング法(イメージ)

高精度照射を支える画像誘導技術

自由度が大きく、位置精度の高い6軸自動制御ロボット寝台と直交2方向同時撮影が可能なX線DR装置の組合せにより、高精度な患者位置決めを行います。このX線DR装置はガントリを回転することによりコーンビームCT画像の取得も可能です。

一方、治療室内に自走式X線CT装置を配置し、高精細な3次元CT画像による患者位置決めを行うシステムも提供することが可能です。(オプション)

X線DR装置

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