住友重機械グループのサステナビリティ
住友重機械グループはサステナビリティ基本方針のもと、重要課題への対応を軸とした、より強固で持続可能な企業活動を展開し、ステークホルダーのみなさまの信頼に応えます
サステナビリティ基本方針
住友重機械グループでは、事業活動とサステナビリティの統合を図ることを目的として、従来のCSRを、持続可能な社会の実現と自社の持続的な成長を目的とした取り組みに引き上げるべく、2021年9月にサステナビリティ基本方針(2024年7月改定)を制定しました。
住友重機械グループは、「住友の事業精神」並びに当社グループの「パーパス」及び「経営理念」に基づき、持続可能な社会の実現のために、社会価値と企業価値の向上を両輪として企業経営を行います。これをサステナビリティ基本方針として制定します。
- 1当社グループは、経済的、技術的発展に寄与する商品とサービスを提供し、持続的な成長を目指します。
- 2当社グループは、製品ライフサイクル全体を含むすべての事業活動における環境負荷低減に努めます。また、当社グループの企業活動に関わるすべての人の安全、安心と健康を守り、一人一人がいきいきと働ける職場を作ります。
- 3当社グループは、企業倫理の徹底を図り、経営の健全性と透明性を高めます。
推進体制
サステナビリティについて統括する企画本部サステナビリティ推進部が中心となり、本社関係部門と重要課題の施策と経過を共有しています。

サステナビリティ委員会:年2回開催
中長期的視点でサステナビリティ課題を審議・モニタリングし、グループ全体のサステナビリティ戦略を実行・牽引することを目的に、2021年3月に設置しました。同委員会は、社長が議長を務め、本社担当執行役員、セグメント長および企画本部サステナビリティ推進部長で構成されています。また、業務執行監査の観点から常勤監査役もオブザーバーとして出席しています。同委員会では、サステナビリティ推進に関わる方針や重要課題、施策などについて審議し、その結果を取締役会に報告しています。
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- 情報開示対応状況(対応方針・取り組みギャップ)
- 気候変動対応(削減対応状況・施策)
- 事業実装推進(パーパスの全社展開)
- 人権(デュー・ディリジェンス計画、調査結果報告)
サステナビリティ定例会:月1回開催
サステナビリティ推進関係部門(内部統制、経営企画、IR広報、コーポレート・アイデンティティ、総務、環境、人事、技術、資材、法務)が、当社グループのサステナビリティ関連情報の共有と議論を行っています。
部長会(本社部門主催)における報告
開発部長会、設計部長会、製造部長会、環境マネジメント会議、調達責任者会議、安全担当課長会議、総務GL会などにおいて、重要課題の進捗などについて適宜報告しています。
広報・サステナビリティ委員会:年2回開催
サステナビリティ活動の担当窓口として、広報・サステナビリティ委員(事業部8名、関係会社19名、製造所9名)を任命しています。各委員はそれぞれの組織において、当社グループのサステナビリティ活動についての浸透および教宣活動を進めるとともに、同委員会にて各委員が組織を横断した情報交換を行っています。
サステナビリティ推進に向けた取り組み
企画本部 サステナビリティ推進部が中心となり、教宣活動・情報発信等、様々な取り組みを進めています。
情報発信
- 社内ポータルサイト「Sustainability-Navi」
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当社グループ内の円滑な情報共有を目的とし、社長メッセージ、従業員インタビュー、グループ内のニュース等、様々な情報発信を行っています。
- 社内報「かるテット」(年4回)
- 社内報に常設コンテンツとしてサステナビリティに関する情報を掲載しています。
教育・宣伝
- ポスター制作
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住友重機械グループで働く従業員の誇り醸成を目的としたポスターを毎年制作し、全国各地の事業部門、グループ会社に掲示しています。
2020年度のポスターでは、「着実に世界を前進させ、社会をよりよくする」という当社グループらしさを「イチミリ、ミライヘ。」という言葉で表現しました。
- 事業部門との対話
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2017年から2019年にかけて、事業部およびグループ会社の計20部門と、事業による社会的意義の再認識・社会課題解決について考える対話活動を実施しました。
またその成果について、事業責任者から住友重機械工業の社長へ報告する機会を設け、グループの提供する社会価値、環境価値について議論・共有しました。
この対話活動を通じて、当社グループの製品・サービスが提供する社会価値を整理し、重要課題(マテリアリティ)の特定に繋げました。
- 組織活性化プロジェクト
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当社PTC事業部と協働で、PTC事業部および関係会社の従業員を対象とした「組織活性化プロジェクト」を実施しました。本プロジェクトでは、「SDGs×レゴ®ワークショップ」「大人の社会科見学~名古屋港コンテナターミナル~」「SDGsアウトサイドインワークショップ」3つのワークショップ・イベントを開催し、のべ171名の従業員が参加しました。