
技術系|新卒採用開発
開発・設計から、販売支援まで。
グローバルなフィールドで
モータ開発に幅広く携わることができる魅力。
パワートランスミッション・コントロール事業部
ドライブソリューション統括部 商品開発部 2グループ
2019年入社/理工学研究科 理工学専攻 修了
※所属、部門は取材当時のものです。
海外拠点の開発者と連携し、
減速機直結型モータの開発に取り組む。
パワートランスミッション・コントロール事業部(以降、PTC事業部)の看板商品は減速機とモータを直結したギヤモータ。文字通り、減速機とモータを直結させた製品です。私が所属するグループでは、それらモータやインバータの開発に取り組んでいます。住友重機械におけるモータ開発の特徴は、減速機と直結するための独自の機構や減速部も考慮した設計が必要となることです。また、製品の開発・設計ばかりでなく、性能評価・実機試験を行ったり、さらには認証取得、カタログ・取扱説明書の作成といった販売支援など、幅広い業務に携われることも魅力です。
その中でも私は現在、磁石モータの開発にメンバーの一員として取り組んでいます。工場で多く使用される一般的な誘導機と比べて、効率が高く小型化できることが磁石モータの特徴です。今回の磁石モータ開発では海外のグループ会社との協業で商品化したもので、私は、減速機と直結するための設計をはじめ、販売資料の作成、海外で販売するための認証取得などに携わりました。欧州の開発拠点や東南アジアの製造拠点など、世界各国の担当者と日々連携しながら仕事を進めています。
入社2年目、新製品の設計を任される。
あの時のチャレンジが自分の成長を後押しした。
商品開発部への配属早々に、高効率誘導モータの開発プロジェクトに加わりました。わからないことばかりで大変でしたが、いま振り返ると、あの時のチャレンジが自分の成長を大きく後押ししたと感じています。
学生時代は物理学部に所属し研究テーマは超伝導磁石材料の開発。磁石材料に関する知識を活かしたいと考えてモータ分野のエンジニアを志望し、住友重機械に入社しました。入社したての頃は電気系の知識が不足しており、回路図を読み解く事にも苦労しているような状態でした。そんな新人がいきなり新製品の設計を任され、モータ設計の基礎について実践を通じて学ぶチャンスを与えられたのです。もちろん、上司や先輩たちの親身的なサポートがあってこそ成し得たチャレンジでしたが——。
現在のプロジェクトでのチャレンジを挙げるとすると、今まで取得したことがない規格・認証の取得でしょうか。モータには国際規格であるIEC規格をはじめとし、各国・地域における法律・認証が存在し、全世界に供給していくためにはこれらの法律・認証に準拠しなければならないのです。さらに国や地域ごとに異なる規制に対応するためのやりとりなど、文化や言語の壁を超えたグローバルな経験を積んでいます。

日本で、世界で、社会インフラを支えている実感。
チャンスがあれば、海外駐在も経験してみたい。
住友重機械の減速機は国内トップレベルのシェアを誇り、産業用ロボットや工場の生産ライン、など、社会のものを動かすシーンで活躍しています。このように社会のインフラを動かしているという実感が私たちの仕事のやりがいです。空港設備のボーディングブリッジなどにも使われていて、飛行機に乗り込む時に見つけると思わず微笑んでしまいます。
モータは、成熟した技術のように思われがちですが、急速に拡大するEV(電気自動車)に象徴されるように、絶えず進化し続けている領域。材料系をはじめ、エンジニアがブレイクスルーすべきテーマは多くあります。いまは減速機と一体になって供給されていますが、いつの日か、モータ単体としても注目されるような、画期的な新製品の開発にもチャレンジしてみたいと思っています。また、グローバルなフィールドもPTC事業部の魅力。チャンスがあれば、海外駐在も経験してみたいです。
1 day Schedule
- 8:00
- 出社。メールチェック、1日のスケジュール確認など
- 9:00
- 報告資料の作成など
- 10:00
- チームの定例ミーティング、
進捗の確認、情報の共有など
- 11:00
- 資料作成などデスクワーク
- 12:00
- 昼休み
- 12:30
- 実験室で試験機の評価
- 14:00
- 試験結果の分析・確認、試験レポートの作成
- 15:00
- 海外拠点の担当者とWebミーティング
- 16:00
- 他部署との打ち合わせ資料、議事録の作成
- 17:00
- 退社