
技術系|キャリア入社開発
世界に選ばれている
イオン注入装置。
信頼の品質を保つ仕事に、
使命感を持って挑む。
住友重機械イオンテクノロジー株式会社 開発部 評価分析グループ
2024年入社/先進理工学研究科 応用化学専攻修了
※所属、部門は取材当時のものです。
装置の新機能をテストして課題解決に貢献。
評価の業務は、製品の品質と顧客満足に直結している。
半導体の製造プロセスに不可欠なイオン注入装置。私はその新規機能や新製品の評価分析を担当しています。日常の業務では、設計をもとにして既存の装置を改造し、実際に動くかどうか、目的の機能やスペックに達しているかどうかを、各種の試験により確認。仕様に満たない箇所や改善が必要な箇所を特定し、設計者にフィードバックするとともに、課題についての解決策や改善策をすり合わせていきます。さらに、開発した装置の初号機を客先で責任もって立ち上げるのも、評価分析担当の業務となります。
入社して最初に携わったのは、新規イオン注入装置の評価でした。この評価業務を通じて、装置の性能や品質に直結する重要な開発フェーズに携わることの責任の重さを改めて実感しました。現在の私の役割は、不良品の発生を未然に防ぎ、高品質な製品供給を維持することです。その成果が顧客満足度の向上に寄与していることに、深い使命感と大きなやりがいを感じています。
家族のため、自身のために新たな挑戦を決意。
未経験から半導体製造装置業界に飛び込んだ。
前職は素材メーカーで化学繊維の設計開発をしていました。転職活動に踏み切ったのは、二人の子どもを育てるために、妻の実家がある愛媛県西条市に転居したいと考えたから。西条市に拠点があり、需要の伸びが期待できる業界であることを軸にして転職活動をする中で、当社に出会いました。産業界でも一般家庭でも、IT技術の活用が増えている世の流れから、半導体・半導体製造装置業界は間違いなく成長性がある。特に当社は、国内や世界大手の半導体メーカーを多数顧客にしている会社であると知り、自分もここでチャレンジしてみたいと思いました。
入社して魅力に感じたのは、自由闊達な企業文化。皆で一緒に課題解決を図ろうと、活発に意見を交わし合っているのが印象的でした。オンとオフもしっかりと切り替えられており、仕事に集中すべきところは妥協なく取り組んでいる一方、休憩中は年齢や役職に関係なく話ができて、打ち解けやすいです。中途採用の社員も多く、前職も十人十色なので、仕事では色々な意見が出てきます。新卒採用の社員も含め、多様な視点を掛け合わせていけるのは、より良いものを生み出すうえでの重要な素地になっているように思います。

新規装置の開発と顧客対応。
双方の戦力となるべく経験を積んでいきたい。
イオン注入装置は、異業界から来た私にとって、なかなかに手ごわい製品です。装置への理解を深め、取扱に習熟するためにも、部署の先輩や設計担当と密にコミュニケーションを取ることを心がけています。周囲の“当たり前”も自分にとっては新たな気づきである場合が多く、疑問に思った際に言葉を交わすことにより、必要な知識を習得できている実感があるからです。また、設計者の意図を深いところまで理解してから業務を進めることで、後戻りのない評価を実施できると感じています。
現在の目標は、装置理解をより深め、評価を通じた新規装置の開発と客先対応の双方で戦力になること。特に後者の客先対応を一人で担うには、現場で生じた不具合の原因を素早く突き止めて、対処できるだけの知識が必要です。勉強すべきことは多い状況ですが、顧客企業の要望に的確な解決策や改善策を提示できる人材となれるよう、経験を積んでいきたいと思います。
1 day Schedule
- 8:00
- 出社。ラジオ体操、評価分析グループでの朝会
- 8:15
- 評価業務の準備。
装置に新しい部品を取り付けて改造
- 12:00
- 昼休み
- 12:45
- 装置での評価業務。
午前に改造した装置をテストして評価を実施
- 16:00
- 一日のデータ整理、日報作成
- 17:00
- 退社