技術系|新卒採用設計

社会を、暮らしを支える
水処理プラント。
未来の課題まで視野に入れ、
本質的な提案ができる
エンジニアを目指したい。

住友重機械エンバイロメント エンジニアリング統括部
技術部 基本計画室
2021年入社/化学・生命系理工学専攻修了
※所属、部門は取材当時のものです。

化学や食品、製鉄など民間企業向けの水処理プラント。
お客様ごとの要望に合わせて、基本計画を立案する。

住友重機械エンバイロメントでは、主に産業や社会を支える水処理プラントの事業を行っています。その中でも、私が所属する基本計画室が担当するのは、受注前段階の基本計画と見積。営業部門から打診された案件について、お客様の要望に合わせて水処理プラントの基本設計を行い、建設に関わる費用を見積もります。基本設計にあたっては、水処理に必要となる技術や装置などを検討するほか、試験分析部門である環境技術センターに依頼してラボ試験も行っています。また、お客様と直接会ってプレゼンをしたり、より最適な設備を提案したりしています。
私が担当するのは、民間企業向けの水処理プラント。化学や食品、製鉄、電力などさまざまな工場の水処理に関わっています。化学や製鉄のプラントほど大規模ではありませんが、水処理プラントも完成すると見上げるほどのスケールなのです。それほど大きな水処理プラントの計画に、主担当として携われることがこの仕事の楽しさです。

水処理プラントの設計には、多様な知識の集積が必要。
そこにエンジニアリングとしての魅力を感じる。

入社2年目、初めて主担当として任された案件が印象に残っています。製鉄所向けの排水処理プラントでした。製鉄の排水処理は、排水に含まれる微細な鉄粉を化学反応によって凝集・沈殿して水をきれいにします。排水処理で発生した汚泥を濃縮し移送するというのが基本的な流れです。あの頃はまだ経験も浅く、指導役の先輩にフォローしてもらいながら、基本設計を進めました。排水処理プラントの設計には、化学、生物、機械、さらには電気など多様な知識が求められます。それがまた、エンジニアとしての面白さでもあるのです。
3年目に担当した排水処理プラントも、学ぶことの多い案件でした。試験的な製造プラントだったためにお客様からの情報が少なく、ラボ試験を何度も行いデータを収集しました。その試験結果を説明するとき、ついつい専門用語を多用したために上手くコミュニケーションできず、お客様の目線に立って仕事を進める大切さに気づかされました。その後、改めて打ち合わせを重ね、結果的にはお客様との信頼関係を深めることができました。

環境課題がクローズアップされるとともに、
水処理プラントにも新たな付加価値が求められている。

学生時代の専攻は材料力学。就職活動では、自分にとって働きやすい環境であることを一番の軸にしました。住友重機械エンバイロメントに決めた理由は、インターンシップなどで出会った先輩たちの印象。穏やかな雰囲気の人が多く、伸び伸びと働ける会社だなと感じました。その印象は、入社した今も変わりません。上司や先輩との関係もフラットで、若手の意見にも積極的に耳を傾けてくれます。性別や年齢に関わらずオープンな職場で、ほどよい規模の会社であることも気に入っています。
地味な存在かもしれませんが、水処理プラントは産業や社会にとってなくてはならない存在。最近、環境課題に注目が集まるとともに、CO2の削減やエネルギーの回収など、水処理プラントにも新しい付加価値が求められています。そんな社会のニーズに応えていくためにも、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。目先のことばかりでなく、将来的な課題も見据え、本質的な提案ができるエンジニアを目指しています。

1 week Schedule

月曜日
お客様への提案に向けた資料の作成
火曜日
ラボ試験に関するWebミーティング、社内打ち合わせ
水曜日
図面作成など設計業務、社内での勉強会に参加
木曜日
日帰り出張。お客様の工場を訪問して現場調査
金曜日
前日のミーティングの議事録作成、
ミーティングの内容を設計に反映