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日精テクノロジーベトナムと築く学生のキャリア支援 ー 自社成形機を活用した講義を受けた卒業生へインタビュー

当社のベトナム顧客である日精テクノロジーベトナム様(Nissei Technology (Vietnam) Ltd.)は、ハノイ工科大学と共同で、金型・射出成形・自動化分野における人材育成を目的としたJointLabを2024年10月に立ち上げました。

JointLabでは、プラスチック材料や金型設計、射出成形などについて、週に1回の講義を約1年間にわたり体系的に学びます。座学から始まり、実習では、金型の製作や射出成形、さらに成形不良の改善など、実務に即した内容を段階的に学習していきます。
射出成形の分野においては当社の成形機が導入されており、当社ベトナム現地法人SHI Plastics Machinery (Vietnam) LLCの技術者が講師として講義を実施しました。

実際の様子はこちら:ベトナムトップクラスの大学ーハノイ工科大学での自社成形機を活用した講義実施について


そしてこの春、JointLabから初めての卒業生が社会へと羽ばたき、実際に日精テクノロジーベトナム様への就職に至りました。
本記事では、JointLab設立の背景を日精テクノロジーベトナム General Administration部門 General Managerの安治川 和典様に伺うとともに、卒業生にJointLabについてお聞きました。

JointLab設立の経緯

JointLab設立の背景や想いについて改めて、日精テクノロジーベトナム 安治川様に伺いました。

安治川様:
「新卒採用のご相談をきっかけにハノイ工科大学 機械工学学校を訪問し、交流が深まる中で、JointLab設立に協力してもらえないかと申し入れがありました。
大学側の一番の期待は、金型・射出成形・自動化の3分野について、学生たちに当社の技術を実務面から徹底教育し、卒業後すぐに活躍できる人材の育成をしてほしいというものでした。また、日系企業への就職を前提に、日本語や日本文化、モノづくりの考え方も学べる環境も期待されていました。

当社としても、近い将来のベトナム製造業界の人材群を育てる一助になれることは、『軒下を借りて事業をさせていただく国々へ社会貢献せよ』という当社社訓に沿うものでした。やる限りは出来るだけ大きな成果を出すべく、 JointLabの趣旨にご賛同、ご協力いただけるパートナー企業を募り、チームジャパンとして進めることにしました。
住友重機械工業様とは、これまで成形機を通じて、長くお付き合いをさせていただいており、真っ先にJointLabのパートナー企業になってくださいませんかと、現地責任者の大川様にご相談したところ、ご快諾をいただきました。」

当社としても、このような取り組み通じて現場で活躍できる人材の育成に貢献したいという考えのもと、協力に至りました。

卒業生へインタビュー | JointLabから生まれた2人のキャリア

インタビューに応じていただいたのは、ハノイ工科大学 機械工学学校を卒業し、現在は日精テクノロジーベトナム様で働くブイ・ダン・トラムさんとダム・ヴァン・トゥンさんの2名です。
2人はいずれも、「大学と企業が連携した環境の中で実務に近い形で学べる点」に魅力を感じ、JointLabへの参加を決めたと言います。

jp-0072-01.png左からブイ・ダン・トラムさん、ダム・ヴァン・トゥンさん

JointLabに参加していかがでしたか?

トラムさん:
「JointLabでは、基礎的な樹脂の知識から射出成形の仕組みまで学べた上に、実機を使ったトレーニングで実践的な経験を積むことができました。射出成形は、想像以上に複雑かつ高度な技術が求められ、顧客要求を満たすには、樹脂の特性や製品形状、成形条件など様々な要素に注意を払う必要があると分かりました。
また、住友重機械の射出成形機は、ユーザインタフェースが分かりやすく、取扱説明書もベトナム語に対応しているため、とても使いやすいと感じました。
JointLabでの経験を通じて、製造業界でのキャリアの確固たる基盤を築くことができました。」

トゥンさん:
「JointLabでは、通常の学生生活では得られない、社会人に向けた実践的な体験をすることができました。具体的には、金型の図面作成から加工機を使った金型製作、その金型を用いた射出成形まで、一連の工程を自分の手で体験し、身近な製品の成形にも取り組みました。
座学で成形機の仕組みや操作方法を学んでいた際は、実際の操作に難しさを感じる部分もありましたが、自分で実機を操作してみることで理解が深まり、思っていたよりも早く操作に慣れることができました。パラメータ設定も分かりやすく、直感的に理解できましたし、ベトナム語対応していることにも大きな安心感を感じました。

JointLabのおかげで射出成形の操作ができる状態で社会人としてのスタートを切ることができ、大きな自信に繋がっています。このような機会を与えてくださった日精テクノロジーに深く感謝しています。」

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日精テクノロジーベトナムに入社した理由、現在の業務について教えてください

トラムさん:
「日精テクノロジーベトナムは金型製作・射出成形業界の大手企業であり、高精度な製品を作り出す技術力と働きやすい職場環境で知られています。私のような経験の浅い者にとって成長できる理想的な環境だと感じ、入社を決めました。

現在は機械加工部門に所属し、さまざまな機械を扱いながら金型製作に取り組んでいます。これまで触れたことのない設備も多く、難しさもありますが、その分、自分自身への挑戦として、日々刺激を受けています。

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トゥンさん:
「日精テクノロジーベトナムは金型製作と射出成形の分野で大きな存在感を持つ企業であり、社員の方々がフレンドリーで一体感がある点に惹かれました。

現在は、技術分析グループに所属し、完成した金型の評価・改善に取り組んでいます。製品モデルごとに、金型を1点ずつチェックし、改善できる点はないか、コスト最適化の余地はないかなど、考える力が求められる仕事ですが、とてもやりがいのある仕事です。

今後の目標について教えてください

トラムさん:
「加工装置の操作を習得し、金型設計についてもより深く学びながら、生産性や精度を高めるための加工技術を磨いていきたいと考えています。」

トゥンさん:
「今後は金型設計、製品設計、そしてレンズ製品の研究開発についても学びたいです。将来は、日本にも赴き、より高度な技術の習得にも挑戦したいと考えています。」

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JointLabという新たな取り組みは、2人のキャリア形成のきっかけとなりました。若いベトナムの青年がキャリアを築いていこうと高い志を語る姿に、インタビューをした私たちも胸が熱くなりました。
現場で活躍できる人材の育成につながるよう、今後も当社はこのような取り組みを支援していきたいです。


▮NISSEI TECHNOLOGY (VIETNAM) LTD.
日本に日精テクノロジー株式会社を本社として持ち、2006年1月にベトナム・ハイフォン市に設立。

精密成形部品の生産開始以降、金型の現地生産や射出成形分野の拡充を進め、2013年には第2工場、2019年には第3工場を増設するなど事業規模を拡大。金型から成形、組立までの一貫生産体制を構築し、事業を展開している。
https://nisseivn.com/jp/

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