出成形において「型締力」は、成形品質を左右する重要な要素です。
過剰な型締力はガスの排出を阻害して様々なトラブルを招きますが、低型締力で成形すると、
ガス逃げが改善され、良品率の向上や金型寿命の延長、省エネなどの効果が期待できます。
当社の射出成形機には、Minimum Clamping Molding(MCM) を実現する多様な機能を搭載しております。
ただ、低型締力で成形することが良いとわかっていても
「型締力はどこまで下げられる?」「過剰かどうかの見極めが難しい」
「不良が発生しそうで、なかなか挑戦できない」といったお悩みを耳にすることもあります。
そこで、最適な型締力への調整をアシストする機能 "MCMガイダンス" が、新たに追加されました。

バリなどの不良発生を防止するために、型締力を高めに設定することがありますが、
過剰な型締力は以下のような問題を引き起こしかねません。
前述のような課題に対する解決策が、低型締力成形です。
当社の射出成形機には、低型締力成形の実現に寄与する、様々な機能や機構が搭載されています。

必要最小限の型締力で成形することで
ガス逃げが促進されるため、
ショートショットやガス焼けを防ぎ
モールドデポジットも低減されます。
また、金型の変形やピン折れなどの
ダメージも軽減されます。

しかしながら、型締力の調整は作業者の見極め力に依るところも大きく、低減に挑戦したくても、なかなか踏み出せない...という方もおられます。
そのような不安をサポートしてくれるのが "MCMガイダンス" です。
型締力が適切かどうかは、型締力波形を確認すれば判断できますが、成形経験の浅い作業者にとっては難易度が高く、知識や経験が求められる作業です。
波形の見方がわからない場合は、成形品の状態を見ながら手探りで調整をしていくことになりますが、大変手間がかかります。
また、本当にその型締力で大丈夫か、という不安も伴います。

MCMガイダンスは、型締力を一定量ずつ低減しながら、最適値を自動判定するアシスト機能です。
波形を見て悩まなくても、成形機が最適かどうかを判定してくれるので、誰でも簡単に最適な型締力に調整できます。

MCMガイダンスを使えば、これまで熟練の腕が要求されていた型締力調整作業の属人化も解消されます。
また、型締力を下げられると、消費電力が削減され、省エネ効果も期待できます。
是非、低型締力成形にチャレンジしてみてください!
* MCMガイダンスは特別装備品です。