
事務系|新卒採用生産管理
「製造の司令塔」として
ものづくりの流れをつくり、
すべてに携われることが魅力。
メカトロニクス事業部 製造部 製造2課 生産管理チーム
2021年入社/都市教養学科卒
※所属、部門は取材当時のものです。
工程を組み立て、部品を手配し、製品が完成するまで
ものづくりの流れを計画し、ドライブしていく。
メカトロニクス事業部では、半導体製造装置に搭載される制御機器などの設計・製造を行っています。その中でも私が所属する生産管理チームは、製造工程の計画立案や管理を担っています。営業からもたらされる受注情報をもとに、製品ごとの製造工程やスケジュールを立案。納品日から逆算して組立や検査といった工程を計画し、必要となる部品を調達部門に依頼します。このように、私たちの仕事のスタートは書類としてまとめられた受注データ。そこから工程を組み立て、手配を行い、そして製品が完成するまで、ものづくりの流れをつくり、すべてに携われることがなによりものやりがいです。
私が主に担当しているのは、半導体製造装置に組み込まれる制御コントローラです。最近、需要が拡大しており、組立工程については一部を外部の協力会社に委託しています。目前の製品ばかりでなく、半年後、1年後といった全体の製造スケジュールまで視野に入れ、なるべく製造が平準化するように調整することも生産管理の役割。QCD(品質・コスト・納期)のすべてに関わるため、生産技術や検査、調達、さらには開発設計、品質保証、経理など事業部内のさまざまな部署と連携しています。そこがまた私たちの仕事の面白さ。「製造の司令塔」とも呼ばれています。
若手ならではの新鮮な発想や気づきを活かし、
常に新しい改革にチャレンジしようとしている。
入社1年目の秋、初めて主担当として製造工程の計画を任されました。指導担当の先輩にサポートしてもらいながら、自分なりに計画を立て、関係部署のメンバーを集めてミーティングを行いました。でも、結局のところ先輩に頼ってばかりで、力不足を痛感して悔しい思いをしました。それでも何度も製造現場に足を運んで見聞きすることで知識も増え、先輩や上司に相談しながらもひと通りの業務をやり遂げたことは自信につながりました。
配属されて早々に、「改善点などに気がついたらどんどん提案して」と上司から声をかけられるなど、さまざまなシーンで若手に仕事を任せようという姿勢を感じて驚きました。けれども、やがてその姿勢にも明確な目的があることに気づきました。若手ならではの新鮮な発想や気づきを活かし、常に新しい改革にチャレンジしようとしているのです。伝統のある会社ということもあり、入社前は少し保守的な組織かなと漠然とイメージしていました。それだけに、私にとって新鮮な発見でしたね。

「正確・丁寧・迅速」を大切にして、
生産管理のプロフェッショナルを目指したい。
就職活動のとき、リクルーターの方から聞いて印象的だった言葉があります。「住友重機械は、大企業としてのバックグラウンドや資金力を持ちながら、事業部制をとっていることで中小企業のようなフットワークの軽さがある」。入社4年目の現在、まさにこのとおりのことを実感しています。多様な事業を展開し基盤が安定しているために、若手のうちから思い切ったチャレンジができる風土があります。入社3年目に取り組んだ「3年目論文」は、部品の在庫削減に向けた改善がテーマであり、現在、実際にその改善を進めています。最近では、製造工程の計画や調整の自動化に向けて、AIを活用したツールの開発にも取り組んでいます。
将来的には、生産管理のプロフェッショナルといわれるような人材に成長したい。生産管理に関わる資格を取得したり、セミナーに参加したり、自分なりに勉強も続けています。生産管理としての知見を広めようと、他事業部のベテラン技術者に話を聞きに行ったりしています。このあたりも多様な事業部があって組織の風通しのよい住友重機械の魅力の一つだと思います。そんな日々の仕事において、私が意識している姿勢は「正確・丁寧・迅速」。実はこれは、金融機関に勤めていた母に教わった言葉なのです。さまざまな人たちと一緒になってものづくりを進めていく、生産管理にとっても大切な言葉だと思っています。
1 week Schedule
- 月曜日
- 前週に行った出張に関する報告書の取りまとめなど
- 火曜日
- チーム内ミーティング、進捗の確認など。
協力会社との打ち合わせ
- 水曜日
- 事業部における会議に参加。
進捗状況や製品原価などを報告
- 木曜日
- 検査工程を担当するチームと打ち合わせ。
不具合や欠品などの情報を共有
- 金曜日
- 顧客との定例会議。
チーム内での改善活動に関する話し合い