技術系|新卒採用開発

用途ごとに設計思想が異なる
減速機は奥が深く、
チャレンジしがいのある分野。
世界に誇れるような製品を開発してみたい。

パワートランスミッション・コントロール事業部
ドライブソリューション統括部 商品開発部 1グループ
2019年入社/自然科学研究科 機械システム工学専攻 修了
※所属、部門は取材当時のものです。

多様なシーンで活躍するだけでなく、
用途やタイプによって設計思想が異なることも面白さ。

産業用ロボットから、工場の生産ライン、港湾にそびえる巨大なクレーン、遊園地のアトラクションまで。私たちが開発する減速機は、目立たない存在かもしれませんが、社会のさまざまな場所で活躍しています。また、多様なシーンで使われるばかりでなく、同じ「減速機」といってもその用途やタイプなどによって設計思想や基準がそれぞれ異なることも、エンジニアとしての面白さ。とても奥が深く、開発しがいのある製品です。私もこれまで、産業用ロボット、食品工場、空港という3つの分野に携わり、それぞれのプロジェクトで多様な経験を積んできました。
その中でも自分にとって転機になったと感じているのは、入社4年目に携わった食品工場向け減速機の開発プロジェクト。設計、試作段階から携わり、評価、量産立ち上げという開発プロセスをメインで任され、エンジニアとして自信を得ることができました。このように若手のうちから大きな仕事にチャレンジできることも、住友重機械における減速機開発の面白さです。

空港向け搬送用減速機の開発。
開発責任者としてプロジェクトリーダーを担う。

現在は、空港向けの搬送用減速機の開発に携わっています。用途としては利用客の荷物などを搬送する空港設備に使用しています。この設備には低減速比の直交軸タイプの減速機が用いられているのですが、その減速機の減速比領域を従来よりも拡大するというのが主な開発テーマになります。減速比を抑えると搬送スピードは増しますが、逆にトルクが弱くなる。この兼ね合いが難しいです。コストを抑えるために可能なかぎり既存の部品を活用しつつ、要となる減速機とモーターの連結部については独自の設計を行っています。
この開発におけるもう一つの大きなテーマが、グローバルなサプライチェーンの構築。今回の製品は、モーター部分を欧州拠点で製造し、それをベトナム拠点に輸送して組み立てるという体制のもとに製造されます。そのためには綿密な生産管理が必要で各国拠点の担当者に加え、本社の生産管理などのメンバーが加わったチームが組まれています。私は開発責任者として、グローバルなプロジェクトチームのリーダーも任されています。

住友重機械の減速機はグローバルな製品。
世界に誇れるような開発にチャレンジしていきたい。

私が所属するグループでは、通常の開発業務に加えて、各メンバーが要素技術の開発にも携わっています。私が関わっているのは、技術研究所と共同で進めている、グリース潤滑に関する要素技術の検討。私の場合、要素技術開発の割合は全体業務の2割ほどでしょうか。最新の学会論文にも目を通すなど、常に新しい知見を学ぶように心がけています。
若手のうちから裁量の大きな仕事を任されることに加えて、福利厚生制度が整っていることも、私が感じている住友重機械のよいところ。有給休暇なども気兼ねなく取れ、住宅手当などの制度も充実しています。最近、子どもが生まれたばかりなので、いろいろ活用したいと思っています。ワークライフバランスも大切にしながら、エンジニアとして自分なりに経験を重ねて、世界に誇れるような開発にチャレンジしていこうと思っています。

1 day Schedule

8:00
出社。メールチェック、海外拠点との連絡
9:00
部内のミーティング、情報共有など
10:00
CADを使って設計業務など
12:00
昼休み
12:30
資料作成などデスクワーク
14:00
プロジェクトメンバーとのWebミーティング
15:00
設計業務、簡略な強度計算など
16:45
退社