
事務系|新卒採用調達
最高品質の金属材料を、世界から調達。
強靱なサプライチェーンの構築を目指す。
住重フォージング 製造部 調達グループ
2016年入社/物質生命工学専攻修了
※所属、部門は取材当時のものです。
多様かつ高品質な金属材料を調達し、
ものづくりを最上流で支える調達グループ。
私が所属する調達グループは、住重フォージングのものづくりを最上流で支える部署です。鍛造製品の素材となる金属材料をはじめ、製造に用いる治具、金型の素材などを、適切な品質を維持しつつ、適正な数量・価格・時期で調達することをミッションとしています。ひと言に鍛造製品の素材といっても、チタン、ニッケル、スチール、ステンレス、マグネシウムなど多様。住重フォージングでは、世界でもトップクラスの品質が要求される鍛造製品をつくっており、多様かつ高品質な金属材料に携われることが材料技術者としての魅力です。
私は入社後、技術部で熱処理技術や材料の分析などに3年ほど携わり、現在の調達グループに異動してきました。技術部の頃、ある新規鍛造製品でなかなか要求どおりの品質に到達できずに苦戦したことがあります。仮説を立て改善し、評価を行い、再び……というPDCAを、社内関係者やお客様と一緒になって何度も重ねました。2年近くかけてようやく壁を乗り越え、製造工程が立ち上がった時には感無量で大きなやりがいを感じました。このようにものづくりの最前線で材料技術者として培ってきた経験が、現在の仕事においてかけがえのない財産となっています。
変化する世界情勢を見据えて、
新規サプライヤーの開拓・立ち上げに取り組む。
私が担当する主な素材の一つが、航空機のジェットエンジン部品に用いられるチタン合金。最近、航空機需要の急速な高まり、世界情勢の影響などによって、素材メーカーのサプライチェーンが混乱し、かつてのようにスムーズに調達できないという状況が続いています。そこで現在、新規サプライヤーの開拓・立ち上げを進めています。欧州で開催された航空機関連の展示会に出向き、複数のサプライヤーと面談して情報を収集。サンプルとなる素材を送ってもらい、技術部に依頼して品質や性能などの分析を実施しました。さらに、製造体制や経営状況を監査するために、サプライヤーの現地工場にも訪問しています。調達グループに異動してきてから、海外出張の機会が急に増えましたね。
航空機用という高度な品質要求に応えられる素材メーカーは世界でも数多くありません。また、顧客への価格転嫁依頼や製造リードタイムの調整など、社内の関連部署との調整も重要となります。このような状況のなか、適正な調達を実現することは容易ではありませんが、それだけにやりがいも大きいと感じています。

調達は多様な部署の人たちと連携して進めていく仕事。
誰からも相談される信頼関係を大事にしている。
調達は、ものづくりばかりでなく経営にも深く関わる業務のため、ミーティングなどの場に住重フォージングの社長や役員が加わることもよくあります。そのようなシーンにも緊張せずに臨めるのは、アットホームで風通しのよい風土があるからこそ。事務所のつくりも仕切りなどがなく、全部門が1フロアにいるので、他部署の人とも気兼ねなくコミュニケーションできる雰囲気があるのです。また、ものづくりの近さも住重フォージングの魅力。工場の2階に事務所があり、現場にすぐ足を運ぶことができます。調達は、多様な部署の人たちと連携しながら進めていく仕事。誰にも気軽に相談でき、誰からも相談されるような信頼関係を大事にするように心がけています。
調達グループに異動してきて1年ほどで、まだまだ学ぶことばかり。自分ならではの新鮮な視線も大切にして、過去の概念などにとらわれずに質の高い情報を収集し、的確な意思決定をしていきたいと考えています。めまぐるしく変化する時代に柔軟に対応できる調達担当を目指し、強靱なサプライチェーンの構築に取り組んでいきます。
1 day Schedule
- 7:00
- 定時よりも1時間早く出社。
メールチェック、スケジュールの確認
- 8:00
- 調達・生産管理グループ合同の朝会、
情報の共有など
- 9:00
- 住重フォージングの社長をはじめ
関連部署のメンバーによる社内ミーティング
- 10:00
- 見積や発注に関する書類作成、
納期の確認などデスクワーク
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- 素材メーカーや商社との打ち合わせ
- 16:00
- 退社