技術系|新卒採用設計

射出成形機のさらなる進化を
自分たちの力で成し遂げたい。

プラスチック機械事業部 技術部

2016年入社/総合理工学研究科 材料物理学専攻修了

※所属、部門は取材当時のものです。

Chapter01

世界でトップシェアを誇る
高性能な射出成形機の開発に取り組む。

身のまわりの家庭用品から自動車や精密機器の部品まで、多様なプラスチック製品を作り出す機械が射出成形機です。たとえば、スマートフォン。搭載されるカメラのレンズや液晶ディスプレイに使われる導光板、電子部品のコネクタなど、射出成形機で加工された部品が数多く利用されています。このように生活や社会のさまざまなシーンで使われる製品を生み出す、裾野の広い産業機械であることが射出成形機の魅力。そして住友重機械は、高性能な射出成形機の分野における世界のリーディングカンパニーです。
プラスチック素材をシリンダ内で加熱して溶かし、スクリュで圧力をかけて金型に流し込む。これが、射出成形機の基本メカニズム。私はこの射出ユニットの開発・設計に携わっています。中でも最終のプロセスとなる、樹脂を金型に射出するノズルの設計を主に担当しています。

Chapter02

これまで蓄積してきた知見に
論理的なアプローチを融合させて
新しい開発スタイルを実現してみたい。

これほど多様な製品を生み出す機械であるにもかかわらず、射出成形機にはまだ解明されていない現象が数多くあります。高温・高圧で物理的に密閉された環境のため、データの計測が容易でないのです。私が担当するノズルを例にあげても、樹脂そのものに加えてシリンダと金型という3つ要素の熱が複雑に作用し合っています。私は現在、このような現象を可視化する開発に取り組んでいます。お客様から要望を受けてある不良現象を解明するため、自分なりに物理モデルを考え、特殊なセンサーなどを使ってデータを収集・分析し検証を進めているところです。
これまで射出成形機の開発は、経験や勘に依存する比重が高かったように思います。もちろん、そうした蓄積は非常に重要ですが、経験ばかりを重視していてはなかなか若手が活躍できるチャンスはありません。これまで蓄積してきた知見に、可視化による論理的なアプローチを融合させて、新しい開発スタイルを実現してみたいと考えています。

Chapter03

工場見学に来て、初めて射出成形機を見て
先輩社員の言葉に大きな刺激を受けた。

私が射出成形機を初めて見たのは、就職活動で工場を見学した時のこと。説明役の先輩社員が言いました。「射出成形機のコンポーネントは近年ほとんど変わっていない。それはある意味完成されているともいえるが、見方を変えるならまだ進化の余地があるということ」。私はこの言葉に大きな刺激を受け、住友重機械に入社して射出成形機の開発に取り組もうと決意しました。軽量で強度があり生産コストも低いプラスチック部品は、今後さらに多様な分野に広がっていくはず。このような社会のニーズに対応できるように、いつの日か、従来の常識を覆すような射出成形機を開発してみたいと思っています。私自身も技術者として進化を遂げていけるように、自らの知識と技術を常にアップデートしていきます。

1 Day Schedule

9時~9時30分
出社、メールのチェック
9時30分~10時
開発テストの準備
10時~12時
開発テスト(予備テスト)
12時~12時45分
昼休み
12時45分~14時
デスクにてメールや電話でお客様対応
14時~16時
開発テスト(本テスト)
16時~17時45分
テスト結果のまとめ。上司と次のテストの方針を検討
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