技術系|新卒採用設計

クリーンなエネルギーを
安定的に社会に供給する
バイオマス発電設備の基本設計。

エネルギー環境事業部 エンジニアリング部 プラント基本設計グループ
2019年入社/化学専攻修了
※所属、部門は取材当時のものです。

基本設計には豊富な経験と知識が求められる。
それだけに奥が深く、やりがいも大きい。

バイオマス発電は、生物由来の資源を燃料とする再生可能エネルギー。エネルギー環境事業部では、バイオマスを燃焼させ、高効率かつクリーンなエネルギーを安定的に供給する循環流動層(CFB = Circulating Fluidized Bed)ボイラを提供しています。私は現在、CFBボイラによるバイオマス発電プラントの基本設計に携わっています。
プラントの基本設計は、お客様の要望をヒアリングすることから始まります。営業担当に同行してお客様と直接打ち合わせをすることもあり、そんなやりとりを重ねてプラントの基本計画を立案していきます。しかし、ひと言にバイオマス発電といっても、燃料は多種多様。たとえば同じ木質原料でも産地や木の種類などによってボイラ内の挙動が変化します。また、CFBボイラは、事業用の大型発電から民間企業の自家発電まで幅広いスケールの設備に対応。さらに海沿いや内陸といった立地条件も考慮し、地域それぞれの法令などにも対応しなければなりません。もちろん、ボイラの設計では、流体力学をはじめ多様な専門知識が必要。基本設計には豊富な経験と知識が求められるだけに奥が深く、やりがいも大きいです。

発電プラントの夜景を目の当たりにして、
私たちが担う使命の大きさを実感した。

学生時代の専攻は化学系。現在の設計とはまったく違う、ナノオーダーの研究をしていました。プラントエンジニアを志したきっかけは、自分の仕事が社会に残るようなスケールの大きなものづくりをしてみたいと思ったこと。住友重機械は自社でボイラーなどを開発していて、プラントエンジニアリングとものづくりの両方の楽しさを体験できることに魅力を感じました。面接などで会った先輩社員たちの雰囲気が印象的で、私にとって働きやすい会社だと直感したことが決め手でしたね。
入社後は指導担当の先輩に付いて経験を積み基礎的な知識を学びました。それが一つの形になったのは入社3年目。あるプラントの試験運転をサポートするために数か月にわたって長期出張しました。現場に立ち、現物の運転に関わるうちに、それまで机上で学んできた知識の全体像を肌で感じることができたのです。
もう一つ忘れられない思い出があります。休日の夜、海沿いをドライブしていると遠くに光が見えました。自分たちが携わった発電プラントだと気が付いて近づいてみると、神々しいほど美しい夜景が目の前に広がりました。こんな夜にも止まることなく動き続けて社会に電力を供給している。その姿を見て、改めて自分たちの使命の大きさを感じ、仕事がいっそう楽しくなりました。

エネルギーを通じて社会を支えていく仕事を
これからも誇りを持って続けていきたい。

入社して6年目になりますが、まだまだ学ぶことばかりというのが実感です。毎日のように新しい知識に触れ、それが楽しくて、1年前、半年前と比べても明らかに成長していることを感じます。エネルギーを取り巻く環境も技術も日に日に変化しています。エネルギー環境事業部では、電力を貯蔵するLAES(液化空気エネルギー貯蔵)システムの開発も進めており、そんな新しいプラントのエンジニアリングにも携わってみたいと思っています。
住友重機械は、入社前に私が直感したとおりのとても働きやすい職場。年次や役職などに関係なく同じ目線で意見を交わせるオープンな雰囲気があります。男性でも当たり前のように育休を取得したり、フレックス制度を利用して子どもを送り迎えしたり、ワークライフバランスを大切にしている人が多いことも好きなところ。私も最近、リフレッシュ休暇をとってヨーロッパを旅してきました。5年後、10年後のキャリアプランはまだはっきりと思い描いていませんが、社会にエネルギーを安定的に供給していく仕事を、これからも誇りを持って続けていこうと思っています。

1 week Schedule

月曜日
[在宅]お客様に提案する資料の作成、
Webでのチームミーティング
火曜日
[出張]名古屋のお客様を訪問。
計画の提案、仕様の確認など
水曜日
[出社]関連部署とのミーティング、
設備メーカーとの打ち合わせ
木曜日
[在宅]設計業務や仕様書の作成など
金曜日
[出張]愛知県に出張し、建築予定地で現地調査