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温調機SPICCP通信

SPICCP*通信で成形機と温調機を接続して、成形機側から温調機をコントロールし、成形条件と温調機の条件をリンクさせることができます。条件呼出しの時間を短縮するほか、ポカミスを防ぐ効果があります。

*アメリカの工業団体が提唱したプロトコル
(The Socienty of the Plastics Industry, inc. Committee on Communication Protocol)

課題

・温度設定間違いによる金型破損、無駄な成形品の製造
・温調機が故障しても量産継続...

解決策(ソリューション)

・成形機側から温調機をコントロール(ON/OFF)します。
・温調機の設定温度も成形条件として保存します。
・温調機の温度監視設定も成形条件として保存可能です。

効果

「ポカミス」防止による生産ロスの削減

設定温度間違いや、温調機の故障に気づかずに量産を続けるなどの温調に関わる「ポカミス」をなくすことによって、金型破損の修繕費や、無駄な樹脂の廃棄分の費用を節減します。

成形機1台の年間経済効果¥400,000

温調機SPICCP通信_01.png

効果金額計算根拠

  • 温度設定間違いによる金型破損:年2回 (修繕費合計30万円)
  • 不良品生産による成形品廃棄:年3回 (製品廃棄合計10万円)

技術仕様

接続仕様

以下のケーブルを使用して、成形機と温調機を接続します。
●ケーブルは、お客さまのご手配となります。

接続仕様 メーカ
RS-422 (4線式) 松井製作所・カワタ
RS-485 (2線式) ハーモ・中村科学工業・シュトルツ

接続台数

SE-EV-S 最大 x2台
SE-EV-S-HD 最大 x4台

  • 成形機の機種により、最大接続台数が異なります。
  • 接続方法は、温調機メーカにより異なります。詳細については、お問い合わせ下さい。

設定項目

■使用/未使用
■運転状態
■モード(成形/準備)設定
■成形モード温度設定
■準備モード温度設定
■上限値
■下限値
■監視入/切
■返媒実績値計測入/切*
■異常発生時成形機停止入/切

  • *温調機によっては、オプションとなります。

監視項目

■送媒実績値
■返媒実績値
■システム異常
■プロセス異常
■マシン異常
■温度上限異常
■温度下限異常
■媒体減異常
■通信異常

  • 対応できる温調機メーカ : 松井製作所・ハーモ・カワタ・中村科学工業・シュトルツ

温調機SPICCP通信_03.png

対応機種

SE-EV-S / SE-EV-S-HD / SE-EV-A / SE-EV-A-HD / SE-EV

サイクル・段取り短縮
光学部品
労働力不足対応・自動化
医療・生活用品
医療器
外観部品
微細部品
機構部品
生活用品
自動車
電気・電子機器
食品容器