造船の流れと役割

船舶の建造は多くの造船所スタッフの手によって支えられています。
スタッフひとりひとりの努力が世界中のお客様にご満足いただける船舶となって結実します。
マーケティング(特定顧客群の発掘)

商品企画/船型開発

市場調査の結果から顧客群のターゲットセグメントを設定し、彼らに“刺さる”コンセプトを開発。顧客群の声(VOC=Voice of Customer)を聞くことで商品として磨き上げていく。
この繰り返しで当社の商品は進化をしてきました。
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開発

商品企画した商品を実際に建造する製品にする。これが当社の開発の主目的です。
現在では従来の造船の基本計画に加え、デジタル技術の取込、製品ライフサイクル全体への関与、商品化までのリードタイム短縮など顧客や社会からの要望に応えるべく取り組みを進めています。
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営業

当社は2003年の分社後、中型タンカーに注力しています。主要な顧客である船主はヨーロッパ、東南アジアをはじめとした海外に所在しており、また顧客が船を貸し出す用船社、船の配備や売買を仲介するブローカーなど、海運業界のステークホルダーとの情報交換を通じ、商品の進化や商談機会の創出を図っています。
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自動車産業モデルによる行程効率化と品質管理

設計

設計は船は実際に建造するための図面作成を行っています。図面には顧客、船級の承認が必要なもの、サプライヤーや実際の建設現場で確認するものなどがあり、様々な相手に意図を伝える言葉です。
設計者は造船所に関わる人々の間で”通訳”としての役割を果たしています。
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建造

建造現場では、作業をする個々人に品質を確保するための技術が求められます。これに加えて、当社では自動車業界で先駆をつけられた”自動化”、”ジャスト・イン・タイム”の基本思想を学び、工程の効率化と品質の安定化を図ってきました。
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引渡(竣工)

船の構造である船体が完成すると進水し艤装岸壁にてプラントアップが行われます。契約通りの所定の性能が出るかどうかを実海域で顧客、船級と確認する海上公式試運転を経て、顧客に引き渡しが行われます。建造にかかわったメンバーにとって喜びと安堵に包まれる充実感を感じる瞬間です。
当社は引渡後も顧客に積極的に関りを持ち、船のライフサイクル全体に関与するための取組を行っています。
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アフターサービス