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75MW級バイオマス専焼発電設備を受注

2018年07月09日

住友重機械工業株式会社(社長:別川 俊介)は、新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一)と共同企業体を設立し、苅田バイオマスエナジー株式会社(代表取締役社長:須山 勇)より、バイオマス発電設備(出力:約75,000kW、建設予定地:福岡県京都郡苅田町)を受注しました。

本設備は、木質ペレットを主燃料とし、再熱方式(※1)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備であり、再生可能エネルギー普及拡大の一翼を担います。

今回の発電設備は、当社グループが国内外で490缶以上(※2)の実績を持つ「循環流動層(CFB)ボイラ」を採用しています。当社のCFBボイラは、幅広い燃料に対応可能で、特にバイオマス発電の分野においてその優位性を発揮し、高いシェアを有しています。この実績が評価され今回の採用に至ったものと考えています。

当社は、バイオマス燃料や低品位燃料を安定燃焼させることでお客様の発電コストの削減に貢献し、持続可能なエネルギーソリューションを提供していきます。

【設備概要】
ボイラ形式 : 循環流動層(CFB)ボイラ(再熱方式)
発電端出力 : 約75,000kW
燃料種別  : 木質ペレット等
発電方式  : 蒸気タービン式
運転開始予定: 2021年 6月

(※1)再熱方式:蒸気タービンにて膨張した蒸気を再度ボイラヘ送り、再加熱後に再び蒸気タービンへと送り込むことで高効率発電を可能とする技術。

(※2)当社グループ:住友重機械工業株式会社および子会社Sumitomo SHI FW(SFW)。本実績は、当社グループのCFB技術供与先(ライセンシー)を含む。

完成予想図