お知らせ 2002年度
お知らせ
02年~04年中期経営計画について

2002年05月20日

当社は、このたび「02年~04年度 中期経営計画」策定いたしましたので、 その概要を下記の通りお知らせ致します。

1. 02年~04年度 中期経営計画の目的
(1) 強い住友重機械グループの構築
ⅰ 過去3ヶ年にわたる中期経営方針(C21)による、不採算事業再建、バランスシート調整の段階を経て、今後3年間は、「強い住友重機械グループ」実現に向けた成長戦略の実行に注力する。
(環境変動対応・収益力の向上、高付加価値事業構造の実現)
ⅱ 各事業は、環境変動のなかにあっても収益目標を達成する「事業の強さ」をつくる。その上でグループ内シナジーを発揮する「好循環、事業間価値連鎖型」の企業グループを目指す。

(2) 企業価値向上のための基本的事業モデル整備
ⅰ グループ共通の基本事業モデル
  Voice of Customer→〔世界商品+営業力+サプライチェイン〕→
  顧客価値創造
ⅱ 事業毎に上記①の基本事業モデル構築のために、コンピタンス強化ならびに提携戦略を推進する。【自立化】
ⅲ 事業部門間の技術・顧客シナジーを活かし、高付加価値新商品および新しいビジネスモデルを創出する。
【事業間の価値連鎖と技術の新結合】

2. 中期経営目標
当社事業は、景気変動連動型の「標準・量産機械セグメント」と個別受注条件や為替等の影響が大きい「船舶鉄構・機器」「機械」「環境・プラントその他」、ならびにビジネスモデルの変革途上にある「建設機械」セグメントから構成される。
各セグメントの収益変動パターンが一様ではないこと、過去の景気変動サイクルの特性などを踏踏まえ、下記経営目標を設定する。

(1) C21で導入したROICを引き続きグループの経営指標とし、環境変化による収益の「下ぶれリスク」の軽減施策と、成長戦略の実施により、ROIC>WACC 達成を目標とする。
(WACC:投下資本コスト4±0.5%)

(2) 数値目標
ⅰ2004年度 連結営業利益目標 200億円以上
ⅱ2005年3月末 有利子負債残高 2,500億円以下

3. グループ経営戦略
経営目標達成のために下記の戦略を確実に実行する。

(1) コンピタンス・シナジー戦略
ⅰ 精密制御機械・コンポーネント事業の確立
量子機器、 極低温機器、精密位置決め装置、レーザ機器、制御装置、光部品製造・検査装置などは、技術/顧客のシナジーが高く、また、プラスチック加工機械、減・変速機、半導体製造装置等との関連性も非常に強い。これらの事業のシナジーを戦略的に活用し、高収益の『精密制御機械・コンポーネント事業』に発展させる。
ⅱ エンジニアリング・サービス事業の基盤整備
「環境プラント・その他」セグメントは、収益安定機能を果している。当該セグメントはソフト・ノウハウを中核としたエンジニアリング・サービスの事業モデルである。「機械」「船舶鉄構・機器」セグメントにおいても、コンピタンスを活かしたエンジニアリング・サービス事業化を進め、プロジェクトマネジメントやIT活用(リモートメンテナンス、故障診断、検査サービス等)により、ビジネスモデルを変革し、収益力の向上を図る。

(2) オペレーション強化のための経営品質向上
ⅰ 戦略策定から、収益管理、顧客満足度管理までの、マネジメントの質の向上
ⅱ Six Sigma(問題発見-解決専任体制)
ⅲ 事業リーダー/人材開発の充実・拡大(経営塾、SHIビジネススクール)

(3) グループ人材マネジメント
ⅰ 戦略遂行力、目標達成力向上のために「グループ人材マネジメント」の仕組みをつくる。
ⅱ 事業毎のコンピタンスを担う人材開発を推進する。
ⅲ 人事諸制度の改革を行う。


以上


<注>
ROIC: 投下資本利益率={(営業利益+受取配当金等)×(1-税率)}÷投下資本
投下資本は株主資本と有利子負債の合計金額であり、企業として投資している金額を示す。ROICは投下した資本に対してどれだけ利益を出しているか、資本のコストに見合う収益性があるかどうかといった収益性、資本効率を表す指標である。
WACC は加重平均投下資本コストであり、株主資本コストと有利子負債に かかるコストを示す。