Special Talk 02

Special Talk 02

人の想いの数だけ働き方のスタイルはある。SHIは、そんな多様性を受け止めてくれる会社だ。

NAOKO IMAI

NAOKO IMAI

今井 直子

技術本部 技術研究所 環境・エネルギーグループ
主任研究員
2001年入社
工学府生命工学専攻 修了

AKIOBU NAKAJO

TERUNOBU NAKAJO

中條 晃伸

技術本部 技術研究所 環境・エネルギーグループ
グループリーダー
1996年入社
教育学研究科理科教育専攻 修了

スタートはエンジニア。振り返ると、貴重な経験だったと思う。

中條
今井さんとは、もうずいぶん長い付き合いになりますが、そもそもどういう理由でSHIに入社したのですか?
今井
私は学生時代、生命工学を専攻していて、バイオ関連のエネルギー生産に興味を持ったのがきっかけですね。当時、SHIはバイオ関連の研究職の採用はなく、エンジニアとして入社しました。
中條
あの時代、女性のエンジニアは数少なかったでしょう?
今井
ええ。どこに行っても目立つ存在でしたね。でも、逆にお客様に気をかけてもらったりして楽しい思い出もあります。自分が詳細設計を担当した排水処理施設の完成パーティーでは、乾杯の音頭をとらせてもらいました(笑)。エンジニアとして予算や納期の管理まで任されたことは、いま振り返ると貴重な経験だった思いますね。
中條
その後、研究職に移って、技術研究所に異動したのはいつ頃でしたか?
今井
最初の育休・産休から復帰したときですから入社4年目の2004年です。中條さんと一緒に研究をするようになったのもこの時期からですね(笑)。
中條
そういえば、今井さんは技術研究所で産休・育休をとった第一号となる女性研究員だったのですよね(笑)。

復帰したばかりの自分に責任のあるテーマを任せてくれた。それがうれしくてアドレナリンが湧いた。

中條
本格的に一緒に組んで研究をするようになったのは、当時、私がサブリーダーを務めていたエネルギー関連の開発プロジェクトからですね。
今井
そうですね。確か2回目の産休・育休から復帰したタイミング。とてもまとまりのよいチームで楽しかったのを覚えています。みんなでわいわい議論しながらひとつになって成果を生み出していこうというあの雰囲気はいまも変わっていないですね。中條さんは、あの頃から情熱の人でした(笑)。
中條
技術のことになるとついつい夢中になってしまって(笑)。ミーティングの議論でも脱線しすぎてまとまらないことがよくありました(笑)。それを正してくれるのが今井さんの役割でしたね。
今井
あの頃、私は育休明けの時短勤務で早めに退社しなければならなかったのです。それなのに、中條さん、時間を忘れて熱くなることがよくあって。気が気じゃなかったのですよ(笑)。
中條
それは申し訳なかった(笑)。
今井
でも、中條さんは、私に時短勤務という制約があるにも関わらず、責任のあるテーマを任せてくれましたよね。それにまわりの人たちもさりげなく気を配ってサポートしてくれてうれしかったですね。
私は、育休のとき、職場を離れ社会とのつながりが切れてしまったようですごく寂しい気持ちでした。ですから、復帰したときはアドレナリンが出まくって研究の楽しさを改めて実感しましたね(笑)。

技術研究所から人事本部へ。
全社的なダイバーシティ推進に取り組む。

中條
その後、今井さんはしばらく研究職を離れ、全社的なダイバーシティ推進で活躍することになるわけですね。
今井
ええ。そもそものきっかけは、女性活躍推進のための全社的なワーキンググループに参加したこと。その取り組みが本格化して、2016年に人事本部のダイバーシティ推進グループに異動することになったのです。
中條
具体的にはどんな活動に取り組んでいたのですか?
今井
女性社員のための勉強会、管理職を対象とした研修など、ダイバーシティへの意識を高めていくための活動が主ですね。
中條
上司として送り出したものの、今井さんはなんでも自分でやろうと頑張るタイプなので負荷が大きすぎないかと少し心配していました。
今井
研究所とダイバーシティ推進グループでは仕事の進め方が違うので最初の頃は戸惑いましたね。プロジェクトの進め方も、動きながら考えていこうというスタイル。慣れるまで少し時間がかかりました。
中條
プレゼンのスタイルも違うという話をしていましたね。
今井
そうなのです。研究所ではいかに充実したデータを揃えるかが大事と考えていましたが、人事では論理性と、そして熱意……。
中條
研究所でも熱意は重要だけど、プレゼンで前面に出すことはなかなかないですからね(笑)。
今井
でも、刺激になりましたし、すごく学ぶことがありました。人事本部での4年間は私にとっては貴重なキャリアステップでしたね。

もっと社会的な視点も大切にして
研究開発に取り組みたいと思うようになった。

中條
そして2020年から再び技術研究所に復帰したわけですね。
今井
現在の研究テーマは、循環流動層ボイラーにおけるCO2削減です。当社のCFBボイラーは木材チップなどバイオマスを燃料とできるためCO2削減に寄与していますが、さらにCO2を削減することを目標としています。
中條
世界的な社会課題となっている気候変動対策に貢献する研究開発であり、SHIとしても期待の大きいテーマ。今井さんが携わるようになってから研究も進展しているし、グループリーダーの私としても期待しています。
今井
以前は、研究開発を企画する場合、どうしても技術シーズを起点に考えがちでした。それが最近、人事本部での経験を経て、もっと社会的な視点も大切にして研究開発に取り組んでみたいと思うようになってきたのです。その意味でも、今回のテーマは自分にとってチャレンジしがいがあると感じています。
中條
それから今井さんの最近のことでもうひとつ加えると、今年から管理職に就きましたよね。後輩たちの育成もますます重要な仕事になります。
今井
うちのグループも女性研究者が増えて、現在では1/3くらいが女性ですからね。
中條
今井さんは、社外の活動などにも積極的に参加しているでしょう。そういう違う視点の知識も後輩たちに伝えていってほしいですね。
今井
女性活躍関連のセミナーや異業種交流会などですね。これもそもそもは人事本部時代の人脈がきっかけで参加するようになったのです。ほかにも、子どもたちの学校でのPTA活動などでもいろいろな考え方があることを学びました。こうやって振り返ってみると、SHIはもちろん、社外で経験したさまざまなことが現在、そして将来のキャリアで大いに役立っていくと感じますね。
中條
これからはSHIも、技術研究所に限らず、そうした多様な考え方や働き方をより積極的に取り込んでいくべきなのでしょうね。
今井
そのとおりだと思います。たとえば女子学生の場合、就職活動にあたって女性支援など制度の充実は気になるポイントだと思います。けれども、あえて言うならば、そこにとらわれすぎず、その制度などを利用して自分なりにどんなキャリアを歩んでいくのかということを一所懸命考えることが大切。SHIならば、そんな自分らしい多様な歩み方ができると思います。

CAREER

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CAREER
  • プラント・環境事業本部(現:住友重機械エンバイロンメント)で排水処理施設の詳細設計を担当。設計業務に加えて、予算や納期の管理など基礎となる知識を身につける。現場でのお客様との直接のやりとりも貴重な経験となった。
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  • 設計職から研究職へと異動。環境やバイオ関連の研究に取り組む。
    2004年、1回目の産休・育休をとる。
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  • 研究部門の統合によって異動。従来までの環境・バイオ関連からエネルギー関連へと研究テーマが変わる。2008年、2回目の産休・育休を取得。
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  • 全社的なテーマであるダイバーシティ推進のメンバーとして抜擢され、人事本部 ダイバーシティ推進グループに異動し、グループの立ち上がりから関わる。女性社員向けの勉強会、管理職を対象とした研修などの企画・運営に関わる。
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  • 前部署の研究職に復帰。現在は、世界的な社会課題でもあるC02排出量削減の研究テーマに取り組む。また、管理職へと昇進。研究開発に加え、研究員の育成という役割も担う。

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