女性社員の働き方

03 JING HUI

心細く不安を感じたときだってある。「大丈夫!」の言葉に勇気づけられた。

入社後技術研究所のソリューショングループにて流体シミュレーション業務を担当。2年目に機械コンポーネントグループに異動し軸受に関する解析などを担当する。4年目に産休・育休を16カ月取得し、復帰後から現在まで減速機の動力学解析と流体解析、軸受解析などを担当しています。

産休・育休で16ヵ月間職場を離れる

石塚
恵さんが産休・育休をとったのは4年ほど前かな?
ええ、休みに入ったのが入社3年目の2013年。それから産休・育休合わせて16ヵ月休んだので、復帰したのが2015年でしたね。
石塚
休みに入るのも復帰するのもとてもスムーズだったような記憶があるのだけど、実際はどんな感じだった?
研究所の先輩でも産休・育休をとった女性が何人もいるので、休むこと自体はそれほど心配もありませんでした。石塚さんをはじめ研究グループのみんなもサポートしてくれましたしね。
石塚
恵さんは責任感の強い人だからね、そのあたりで気を遣わないように、仕事をグループのメンバーに割り振って早めに引き継ぐようにした。それよりも僕が考えていたのは職場に戻ってきてからのこと。恵さんが意欲を持って取り組めるように新しいテーマを立ち上げておこうと思ったんだ。
ありがとうございます。でも、復帰してしばらくは正直悩みましたね。初めの頃は子どもが病気がちで急に休まなければならないこともあって、こんなことで研究者を続けていけるのかなと……。
石塚
ふだん明るい恵さんが真剣な顔をして相談に来たこともあったね(笑)。
そうしたら石塚さん、笑いながら「大丈夫だよ!」って。すごく勇気づけられました(笑)。
石塚
恵さんの仕事ぶりは、休みに入る前からずっと近くで見てきたからね。あらかじめ計画を立てて自分できっちりと仕事を進めるタイプの研究者。だから、新しい働き方に慣れてペースさえ掴めれば大丈夫だと思っていたんだよ。

国内シェアNo.1を誇る減速機の研究開発

石塚
僕たちのグループが担うのは、住友重機械が国内シェアNo.1を誇る減速機の要素技術研究と新製品の開発だね。
石塚さんがグループのリーダーでメンバーは約10名。私が主に担当するのは、コンピュータシミュレーション(CAE)を使った解析技術です。
石塚
恵さんはうちのグループでは唯一の女性研究者。温厚で癒やし系でありながら、計算ロジックには拘りを持ち、原理・原則に対して自ら考えていける、グループでも貴重な存在のメンバーだね。CAE解析は、減速機の分野でも今後力を注いでいきたい技術。研究者としての恵さんへの期待も大きい。
グループでただ一人といっても、最近では研究所でも女性メンバーが増えていますからね。ふだん「女性だから…」と意識することはないですね。逆に、石塚さんはどう感じていますか?
石塚
僕もあまり意識したことはないな。いい意味で女性・男性という壁はないよね。まわりのみんなも同じ考えだと思うよ。

大好きな研究を、これからもずっと

2015年に復帰してから現在まで、まだ子どもが小さいこともあって、フレックスタイム制度を利用して勤務しています。住友重機械グループは産休・育休制度も整っていますが、フレックスタイムに対応した通勤サポートなど、もうちょっと配慮してほしいと思うこともありますね。 でも、私の場合は環境にも恵まれて、子どもが熱を出したりして急に休まなければならないとき、会社に電話するのはとても不安なのですけど、いつでも「大丈夫だよ、家庭を大切に!」と言ってくれて……。
石塚
僕自身、子どももいるし、家事の大変さも知っているつもりだから。そんな家庭と仕事を両立させている女性に対しては、同じ研究者の仲間として尊敬の気持ちがあるんだ。
ところで、恵さんはこの先、どんなライフプランを考えているのかな?
仕事と家庭の両立って、世界中の女性にとって永遠のテーマだと思うんです。私は、一人の女性としていつでも自立していたいと思っています。だから、家庭を大事にしながらも、仕事はずっと続けていきたい。なによりも私、今の研究が大好きなんですね。この仕事にとても誇りを感じています。
石塚
その気持ちは僕も同じかな。自分が開発した技術が住友重機械グループの製品に使われて、それが社会の中で活躍しているという手応えは、何より幸せだからね。
恵さんには、これからどんどんそんな経験を積んでいってほしいと思っている。まずは「CAE解析なら恵さんに聞け!」といわれるような、住友重機械グループでも最高レベルの技術を極めるのが目標だね。
はい、がんばります!

かけがえのない家族がいるからこそ、
研究者としても濃密な時間を過ごせる。

今の私にとっては、3歳になる子どもと過ごす時間がなにより幸せ。仕事がある平日は一緒にいることが少ないので、夜のひとときや休日には密度の濃い時間を過ごしています。休みの日は、家族3人で近所の動物園や遊園地に出かけます。長く休めるときには一緒に旅行にも出かけます。最近の夏休みは、長野県の戸隠高原に行ってきました。
家族はかけがえのない存在ですが、一方で、ときには一人で過ごす時間も大切。仕事や家庭のことで疲れ気味のときは、有給休暇をとって、一人でショッピングをしたり、友だちとおしゃべりしたりしています。
私は中国の出身で、大学院の段階で日本に留学し、そのまま就職しました。住友重機械工業を志望したのは、事業部別採用で自分が希望する分野の仕事ができると思ったから。私にとって仕事とは、豊かな人生を過ごすために欠かせないもの。当社はその仕事を通じて、夢を叶えることができる場だと感じています。