HOME新着情報>当社熱間圧延用ロールの検査成績表に関する不適切行為について

2018年10月1日
住友重機械ハイマテックス株式会社
代表取締役社長 木戸 敬彰

当社熱間圧延用ロールの検査成績表に関する不適切行為について

 このたび、当社で製造し、主に国内外の製鉄及び機械メーカーにてご使用される熱間圧延用ロールの一部におきまして、下記のとおり、お客様に提出した検査成績表に、実際の検査結果と異なる数値を記載するなどの不適切行為が判明し、9月28日、経済産業省に報告致しました。

 お客様をはじめ関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。



1. 熱間圧延用ロールの概要

  1) 用途:製鉄所等において、お客様所定の製品を作り込む際の生産設備である圧延機

       において使用される消耗部品の一種です。

  2) 材質:鉄をベースに、ニッケルやモリブデン等合金を添加した当社独自の鋳造品

       です。

  3) 規格:熱間圧延用ロールに適用される公的規格はなく、お客様との間で個別に取り

       決めた仕様に基づきます。

  4) お取引先:国内外の製鉄メーカー及び機械メーカー(66社)

  5) 生産工場:当社工場(愛媛県新居浜市惣開町5番2号)


2. 発覚の経緯

  他社で公表された事実をきっかけとして、社内調査により発覚(9月19日)致しました。


3. 不適切行為の内容

  1)「硬度」、「成分」及び「外殻層厚」の検査項目について、お客様と個別に取り

    決めた仕様から外れた数値が測定された際に、実際の検査結果とは異なる、当該

    仕様値内に収まる数値を検査結果として「検査成績表」へ記載していたことが

    確認されました。

  2)「検査成績表」に貼付する金属組織の「顕微鏡写真」について、検査を行った製品

    からではなく、同一材質の別の製品から撮影した写真を「検査成績表」に貼付して

    いたことが確認されました。

  現時点までの社内調査により判明している不適切行為による当社熱間圧延用ロールの

  納入先は38社です。


4. 不適切行為が確認された熱間圧延用ロール使用の影響

  当該不適切行為が確認された当社熱間圧延用ロールを使用したことによるお客様の生産

  設備や生産工程への影響については、現時点では確認できておりません。


5. 今後の対応

  お客様を順次訪問させていただき、お詫びとご説明を行ってまいります。また、現在、

  引き続き、事実関係と共に不適切行為を発生させてしまった原因も含めて調査を進めて

  おり、その結果については、判明次第、個別にお客様へ説明させていただきます。

  当該調査により、明らかとなる事実関係及び原因分析を踏まえて、二度とこのような

  事案が発生することがないよう、再発防止策を図ると共に信頼回復に全力で取り組んで

  まいります。


以上



<お問い合わせ先>

住友重機械ハイマテックス株式会社 企画管理部 担当:植村

愛媛県新居浜市惣開町5番2号 TEL:0897-32-6490

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