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技術系社員

癌の先進療法として注目を集める陽子線治療システム。設計にもチャレンジングな発想が求められる。

清水 陽太

この先進分野における
リーディングカンパニーであること。
それが入社の大きな理由である。

癌の先進療法の1つとして国内外で注目を集めているのが陽子線治療。水素の原子核である陽子を高エネルギーに加速することで得られる放射線を照射する治療法です。他の方法では困難ながんの治療や、効率的で患者さんへの影響が少ない治療が可能など優れた特徴をもっています。 私は現在、この陽子線治療システムの制御設計に携わっています。学生時代も放射線に関わる分野を専攻していました。放射線は、エネルギー効率が高いなどユニークで優れた特性があり、それを理解すればするほど面白くて魅力的な分野。医療をはじめさまざまな領域での応用が期待されています。
当社に入社した理由は大きく2つあります。1つは、国内で陽子線治療システムを初めて納入するなど、この分野におけるリーディングカンパニーであること。そしてもう1つは、設計ばかりでなく、開発から現地での据え付けやテストまで、技術者としてさまざまな場面に携われることです。私は子どもの頃からプラモデルや工作が大好きで、将来はものづくりに関わる仕事をしてみたいと思っていました。そんな自分にとって理想的な会社が住友重機械でした。

ある1か月のスケジュール

1週目 制御設計、ソフトウェアの動作確認、社内での打ち合わせ

2週目 試験計画書の作成、試験の準備、協力会社との打ち合わせ

3週目 協力会社に出向いて、装置試験の立ち合いや検討

4週目 試験結果の取りまとめ、制御設計へのフィードバック

複数の機器で構成される巨大な装置。
その設計には、専門的な知識とともに
システム全体を見渡す視野が求められる。

加速器(サイクロトロン)やエネルギー選択、ビーム輸送、回転ガントリ照射など、陽子線治療システムは複数の機器で構成される巨大な装置です。制御設計では、まず全体の構成を考えて各装置の制御方式を決めます。次にそれに基づいて制御盤やプログラムの設計を行います。開発リーダーが全体を取りまとめ、さらに装置ごとに担当の技術者が割り当てられるというのが基本的なスタイルです。 このようなシステムの設計において、電気や制御はいまやなくてはならない存在。専門的な知識が要求される一方で、システム全体を見渡して仕事に取り組むことができます。そこが当社における電気系エンジニアの面白さだと感じています。

開発から現場での立ち上げまで
ものづくりのすべてに関われることに
技術者としての面白さを感じている。

つい最近、1カ月半ほど台湾に出張していました。自分たちが設計した陽子線治療システムを据え付けてテストを行うために長期滞在したのです。私にとって初めての海外出張。日本とは環境も異なり、中国語しか通じない現地スタッフと一緒に作業をしなければならず、かなりハードな日々でした。それだけに、目の前でシステムが動き始めた時の達成感は大きかったです。また、現場でしか得ることのできない知識や経験も数多く、技術者としてまたひとつ成長できたと思います。 このようなものづくりの現場を経験できる一方で、より上流の開発にまで踏み込んだ仕事ができるのも陽子線治療システムの面白さ。最先端の装置だけに1台1台要求される性能や仕様などが異なり、設計でも毎回チャレンジングな発想が求められます。そこがまた魅力的な仕事と感じています。 現在担当している制御設計の全体の取りまとめを担えるようなエンジニアに成長すること。それが当面の目標です。将来的には、開発全体を統括するプロジェクトマネージャーを目指しています。そうなれば、お客様とも直接話をする機会が増えて、もっと視野が広がるはず。自分たちが開発するシステムで治療を受ける患者さんたちの生の声も聞けるようになれば、さらに大きなやりがいや達成感を得ることができるのではないかと思っています。

PROFILE

少数精鋭で一人ひとりに任される範囲が広い。それが、清水が感じている住友重機械の技術者の魅力だ。その分だけ責任も重いが、やりがいも大きいという。最近、ハマッているスポーツがバドミントン。地元の新居浜の社会人クラブに所属し、休日にはコートで汗を流す。会社とはまた違う多様な個性の人たちとの出会いも楽しさのひとつ。