People & Jobs

技術系社員

産業の上流を支えるダイナミックかつ先進の機械が「攪拌槽」。経験を積むとともに、エンジニアとしての成長を実感している。

村上 宗司

樹脂をはじめ食品や薬品の生産プロセスで
欠かせないミッションを担う攪拌槽。
産業の上流で原料の生産を支えている。

スマートフォンのカメラレンズから自動車部品まで、樹脂製品は私たちの生活や社会にとって欠かすことのできない役割を果たしています。この樹脂の生産においてとても重要な役割を果たしているのが、当社が開発・製造する攪拌槽です。原料を容器に注入し、圧力や温度などの条件をコントロールしながら攪拌して反応を促します。
樹脂ばかりでなく、食品や薬品の生産プロセスでも当社の攪拌槽が活躍しています。このほかにも、石油精製プラントに用いられる反応容器「コークドラム」では世界トップシェア。大型機械や鉄鋼構造物など長年にわたって蓄積してきたノウハウを結集した、当社ならではの製品です。
このコークドラムは、直径数m、長さ10mにも及ぶ巨大な装置。工場見学に訪れて、そのスケールの大きさにひと目惚れしたのが、私の大きな入社動機。2年ほどコークドラムの設計を担当し、その後に攪拌槽の設計グループに移り、現在は技術部で攪拌槽の基本設計に携わっています。

ある1日のスケジュール

8時~8時30分 出社。メールチェック、
スケジュールの確認

8時30分~9時30分 担当営業との打ち合わせ

9時30分~12時 資料をもとに基本設計の検討

12時~12時45分 昼休み

12時45分~14時 設計グループの担当者と
詳細設計の打ち合わせ

14時~15時30分 CADを使用して基本設計業務

15時30分~16時45分 グループ内のミーティング

17時 退社

お客様からの要件をもとに
多様な知識を総動員して、
製品の最適なアウトラインを導き出す。

攪拌槽がお客様のもとに納入されるまでは、基本設計→見積提案→受注→詳細設計→製造・組み立て→検査→納入というのが大きな流れ。現在、私が担当しているのは、その最上流といえる基本設計です。営業担当がお客様からヒアリングしてきた要件をもとに検討を重ね、ニーズを満たす最適な攪拌槽のスペックを導き出します。
攪拌槽の設計は大きく「槽」と「機」の2つの要素に分かれます。「槽」とは攪拌を行う容器のこと。容量や圧力・温度などの環境条件、設置場所などお客様から提示された要件をベースに設計を進めます。
また、「機」とは、攪拌を行う攪拌翼、その動力となるモーターや減速機など機械的な要素です。原料の特性や反応に応じて、流体や伝熱なども考慮して攪拌翼の形状や大きさ、回転数などのスペックを決め、それに基づいて駆動系を構成します。当社は、大型の攪拌翼において独自のノウハウをもち、この分野では高いシェアを獲得しています。

自ら経験を積み上げるとともに
それをいかに後輩たちに伝えていくか。
自動化システムの構築にも挑戦している。

このほかにも、攪拌槽に必要となる周辺機器なども検討しなければならない要素。また、安全基準など納入先の国ごとに異なる法規なども考慮しなければなりません。攪拌槽の基本設計には幅広い分野に及ぶ知識が求められ、担当して2年が経つ現在もまだまだ経験が必要と感じています。
その一方で、このような多種多様な知識を総動員して、白紙の状態から製品のアウトラインを描き出していくところがこの仕事の醍醐味でもあります。それが評価されて受注に結びついたときは、達成感も大きいです。また、幅広い知識と同時にさまざまな視点に立った考え方も学べて、経験を積むとともにエンジニアとして成長を実感できます。現在は、基本設計や見積を自動化するシステムの構築にも挑戦しています。これからは自分の経験値を高めるとともに、それを後輩たちにしっかりと伝えていきたいですね。

PROFILE

自分の仕事の位置づけを常に把握して、優先順位を考えながら進めること。日々の業務ではそれを一番に心がけているそうだ。事業所が海岸沿いにあり、昼休みには潮風に吹かれながら散歩してリフレッシュする。出身は、事業所からも近い、愛媛県松山市。「海が近くて自然がいっぱいなところが愛媛のよさですね」