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技術系社員

ものづくりのワクワク感をこの手でダイレクトに。風力発電機を支える、世界トップクラスの減速機の開発。

浅野 大作 Daisaku Asano パワートランスミッション・コントロール事業部 開発部 2011年入社 システム科学技術研究科機械知能システム学専攻修了

あまり知られた存在ではないかもしれないが、
社会のさまざまなシーンで活躍する「減速機」。
再生可能なエネルギー、風力発電機もそのひとつ。

「減速機」と聞いて、その存在を知っている人は数少ないのではないでしょうか? モータの回転数を最適な速さに減速することによってトルクを高めるユニットで、工場の生産ライン、産業用ロボット、空港のボーディングブリッジ等、モータを必要とする装置の多くで減速機が活躍しています。当社は、独自の歯形で耐久性に優れるなど高い評価を集める「サイクロ®減速機」等、ギヤモータにおいて国内トップ、世界3位のメーカーです。
私も入社してから改めて減速機の活躍の場が広いことに気づかされました「おっこんなところにも!」いまでも街を歩いていていろいろな機械を見かけると、つい目がいってしまいますね。最近、再生可能なエネルギーとしてクローズアップされている風力発電機もそのひとつです。私は現在、この風力発電機向けの減速機の開発を担当しています。

ある1日のスケジュール

8時~8時30分 出社、メールのチェック

8時30分~12時 お客様を訪問して打ち合わせ

12時~13時 昼休み

13時~15時 デスクでCADを使って設計

15時~16時 実験室で試作テストの立ち会い

16時~17時 テスト結果のとりまとめ・分析

17時 退社

難しいのは、「自然」という負荷をどう織り込むか。
未知の環境に対応していくためには
実験室ばかりでなく、現場でのテストも重要となる。

風力発電機は、住友重機械の減速機においては比較的新しい分野。開発は、標準的な製品をベースに、お客様の要件に合わせて特殊な仕様を施していきます。概要を検討して、設計、試作、評価試験というサイクルを積み重ねていくのが基本的な流れです。
風力発電機で減速機が使われるユニットは2つ。風速に合わせてブレードの傾きを調整する装置と、風向きによって風車の方向を変える装置です。開発の一番の難しさは、使用環境が過酷であるということ。日本の場合、風力発電機は主に海岸や山の尾根に設置されます。特に尾根などは風の力も向きも安定せず、さらに台風など突発的に大きな負荷がかかることも多いです。このような要件を設計に落とし込んでいくためには、実験室ばかりでなく実機でのテストも重要となります。実際、風力発電機の上部まで上がり、普段見ることのない装置の内部にまで入り込んで作業することもしばしばあり、その合間に眼下に広がる壮大な景色に見とれることもあります。
自分の手で大きなものをつくりたい――。それが子どもの頃からの夢で、工場見学など行くといつもワクワクしていました。当社に入社したのもそんな想いを叶えたかったからです。風力発電機の減速機の開発では、そんなワクワク感にしばしば出会うことができます。

まったくの白紙から画期的な製品を開発したい。
世界で活躍して、社会にも貢献する。
そんな減速機を生み出すことが一番の夢です。

開発は上司と2人でチームを組んで進めています。上司は大ベテランのエンジニアなのですが、隔たりも少なく、とても身近であらゆることを学ばせてもらっています。この距離感の近さは他のエンジニアも同じで、若手にどんどん仕事を任せて育てていこうという雰囲気は当社の大きな特長だと感じています。
エンジニアとしてはまだまだ足りないところばかりですが、いつの日か、まったく白紙の状態から風力発電機専用の画期的な減速機を開発してみたいです。風力発電は日本ばかりでなく、海外でもこれからさらに需要が伸びる分野。世界の各地で活躍して、風力発電を通じて社会に貢献する。そんな製品を生み出すことが一番の夢です。

PROFILE

でっかいものをつくりたい。そしてもうひとつ、入社の決め手となったのは、面接などで出会った先輩社員たちのいきいきとした印象だったという。スキューバダイビング、登山、スノーボードと休日のアクティビティは多彩。オンオフをしっかり切り替え、メリハリをつけて全力で遊ぶことがモットーだ。