SOLUTIONS FOR CARBON NEUTRALITY カーボンニュートラルの実現に向けて SOLUTIONS FOR CARBON NEUTRALITY カーボンニュートラルの実現に向けて

社会課題解決のための
商品・サービスの提供

住友重機械グループでは、地球環境保全や循環型経済活動が
企業の社会的責務であるという認識のもと、
環境経営を推進しています。

近年、プラスチックに対する環境負荷低減要求は急速に高まっています。
サスティナビリティの実現に向けた重要課題の一つである、
カーボンニュートラルに向けた効果事例をご紹介します。

射出成形機メーカとしてサスティナビリティの実現に貢献できる
商品・サービスを引き続き提供していきます。

住友重機械工業は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

海洋プラスチックごみ問題の解決を世界全体で推進する Japan Clean Ocean Material Alliance (CLOMA)に加盟しています。

カーボンニュートラルと
射出成形機について

カーボンニュートラルの実現には温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることが求められ、そのために二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出量の削減・吸収作用の保全及び強化が必要となります。
射出成形機としては量産中のCO2削減を進めることが求められるため、ユーティリティと樹脂量削減をもたらす機能が必要になります。

CO2排出項目
消費電力
成形機が動作するために電気が必要。電気を使用するとCO2を排出。
冷却水
冷却水を供給するクーリングタワーが動作する為に電気が必要。電気を使用するとCO2を排出。
作動油およびグリス
作動油およびグリスの製造工程で化石燃料・電気が必要。作動油を使用することでCO2を排出。
樹脂
樹脂の製造工程で化石燃料・電気が必要。樹脂を廃却(不良品・パージ)することでCO2を排出。

※効果事例のユーティリティ及び樹脂量とCO2排出量は、成形条件・稼働時間等のご使用環境によって異なります。

CO2の削減の事例

成形機の電動化

エネルギー効率向上により消費電力・冷却水・作動油を削減

油圧機の駆動原理
  • 作動油を介して力を伝達する
  • 精密動作は制御的に難しい
  • エネルギー効率が悪い
電動機の駆動原理
  • ボールネジなどを介して力を伝達する
  • 精密動作の制御に適している
  • エネルギー効率が良い
効果事例
CO2排出量に換算

Zero-molding

MMCとFFCにより型締力と充填圧力を低減し、消費電力及び不良率・樹脂量を削減

不良(Defects)・無駄(Loss)・面倒(Faults)を、限りなくゼロへと近づける統合アプリケーションです。型締技術MCM、充填技術FFC、操作性技術SPSの3つの要素から構成されています。

Zero-moldingについて

型締精度の向上と面圧分布の均一化などの最適化技術が必要最小限型締力の実現をもたらし、ベント効果を向上
効果事例
CO2排出量に換算
V-P切換前後のスクリュ制御が充填圧力の低減とスムースな完全充填をもたらし、キャビティバランスを改善
効果事例
CO2排出量に換算

グリス給脂システム

グリス支給システムの最適化によりグリス消費量を削減

  • プラテンサポートのリニアガイド化
  • グリース封入型リニアガイドの採用
  • グリース封入型ベアリングの採用
  • グリース給脂経路の見直し
効果事例
CO2排出量に換算

樹脂替えパージ機能

条件A⇒条件B⇒条件Cの順に自動的に切換わり、色換えに要する樹脂を削減

パージングを段階ごとに分け、シリンダ内樹脂を効率よく置換する機能を搭載
効果事例
CO2排出量に換算