Zero-moldingは、精密安定性をそのままに、型締力を大幅に低減することが可能です。不良率の低減・メンテナンスの軽減・金型寿命の延長、そして省エネなど、さまざまなメリットがあります。
型締力を下げられたとしても、既存の金型を小さい機種に搭載できないことがありました。
SE-EV-A-HDには、より大きな金型を搭載するための技術が結集しています。さらに、射出性能を強化し、製品の広範なニーズにも対応しました。小さな機械で、金型に優しく成形し、大きく確かな仕事を実現する。SE-EV-A-HDは、生産現場を再び革新へと導きます。
型開ストロークを従来機比25mm拡大、型厚は最小値を保持したまま型厚延長(100mm*/200mm*)が可能です。エジェクタストロークは、全機種220mmです。(同クラス最大値)*オプションです。一部機種では100mmになります。
タイバー間隔を、従来機比で横方向8%×縦方向15%*アップしました。(同クラス最大値)*シリーズ各機種の平均値です。
フレーム構造の強化により、最大金型搭載質量を従来機比で22%*アップしました。*シリーズ各機種の平均値です。
フレーム開口部の変形を、50%低減。直進性が向上し、ガイドピンの摩耗や破損を防止します。
重い金型を搭載しても、高い平行精度を保ったままスムースな型開閉が可能です。タイバーブッシュをなくし、グリス飛散のないクリーンな生産環境を実現しました。
金型にかかる面圧を平均化するセンタープレスプラテンを、可動側・固定側の両方に標準装備しました。
型厚移動モータに高性能サーボモータを採用し、±1%のフィードバック性能を実現。所定の型締力を維持した量産を行うことができます。
加減速時に滑らかな速度パターンを生成することで、振動を従来機比50%以下に低減しました。
C1100HD以上の可塑化装置に、選択可能な大きいスクリュ径を追加しました。射出容量の大きい製品に対応します。
最大射出速度を大幅にアップした、高充填仕様をラインナップ。薄肉製品の精密安定成形に対応します。高充填仕様はオプションです。