お知らせ

国内最大級 74,900kWバイオマス専焼発電所向けボイラ設備を受注

2017年01月30日

住友重機械工業株式会社(社長:別川俊介)は、日揮株式会社(代表取締役会長:佐藤雅之)より、バイオマス発電所のボイラ設備(出力:74,900kW、建設予定地:北海道室蘭市)を受注しました。

本設備は、東燃ゼネラル石油株式会社(代表取締役社長:武藤潤)と日揮株式会社が共同で設立した、室蘭バイオマス発電合同会社(社長:榎田真之)が計画するバイオマス発電所の中核となるもので、主としてパームヤシ殻を燃料とし、再熱方式※を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備です。

今回の発電設備は、当社が国内外で60缶以上の実績を持つ「循環流動層(CFB)ボイラ」を採用しております。当社のボイラは、高効率バイオマス発電の分野では高いシェアを得ており、この実績が評価され今回の採用に至りました。

本設備は、バイオマス燃料のみで発電する予定で、循環流動層(CFB)ボイラを用いたバイオマス専焼発電設備としては国内最大級となります。

当社は、今後も資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献するバイオマス燃料や低品位炭を活用した、小型から大型の高効率発電設備を提供することで、電力の安定供給と地球温暖化対策に貢献していきます。

【設備概要】
ボイラ形式 : 循環流動層(CFB)ボイラ(再熱式)
蒸気量   : 240t/h
発電方式  : 蒸気タービン式
運転開始予定: 2020年春

※再熱式:蒸気タービンにて膨張した蒸気を再度ボイラヘ送り、再加熱後に再び蒸気タービンへと送り込むことで高効率発電を可能とする技術。