お知らせ

インドネシアIPP(独立系発電事業者)向けボイラを韓国より受注

2015年06月03日

住友重機械工業株式会社(社長 別川俊介)は現代エンジニアリング社(韓国)より、インドネシアの最大手炭鉱会社アダロエナジー社と韓国東西電力社が出資するIPP(独立系発電事業者) Tanjung Power Indonesia (以下、TPI)社向け、循環流動層ボイラ(CFBボイラ※)を受注しました。

本設備は、現代エンジニアリング社がTPI社より同プラント設備のEPC(設計・調達・建設)契約を受注し、当社がプラントの核となる循環流動層ボイラ(CFBボイラ)を供給するものです。

今回納入するボイラは、インドネシアにおいて多くの埋蔵量がありながら、これまで利用が進んでいなかった低品位炭を燃料として、炭鉱隣接地域での山元発電を行う事で、資源の有効活用を狙ったものです。同プラントは、インドネシア カリマンタン島南部のタンジュン地区に建設され、電力不足に悩むカリマンタン島の電力需要にも対応するものです。

当社は、今後も東南アジアを中心としたアジア市場において、安価な低品位炭・バイオマス燃料を有効活用できる循環流動層ボイラ(CFBボイラ)を、発電設備やコージェネレーション設備向けに拡販していきます。


<設備概要>
・受 注 月:2015年5月
・完工予定日:2018年7月
・能  力 :400t/h × 2缶 


※循環流動層ボイラ(CFBボイラ):底部から空気を吹き込み、燃料を均一に混合することで、さまざまな燃料を効率よく燃焼することができます。

完成予想図