お知らせ

韓国に極低温冷凍機およびクライオポンプの拠点を開設

2008年10月02日

住友重機械工業株式会社(社長 中村 吉伸)は、韓国水原(スウォン)市に極低温冷凍機およびクライオポンプの拠点を開設しました。

極低温冷凍機は、絶対0℃(-273℃)に近い-269℃まで冷却ができる装置であり、クライオポンプは、分子レベルで空気中の異物を除去し、高真空状態を作り出す装置です。当社の極低温冷凍機は、画像診断装置であるMRI向けに世界約90%のシェアを持つなど、その優れた性能が認められています。韓国では半導体メーカやMRIユーザ、大学研究機関などを主要な顧客対象としています。

韓国は、主要半導体メーカであるSamsungとHynixの2社でDRAMおよびNAND型フラッシュメモリーの世界シェア50%を超えるなど、対象市場として重要な地域です。
これら世界のトップ企業に当社製品が採用される意味は大きく、また、納入後のサポート力が必須条件であることから、販売代理店ではなく、当社社員が常駐する拠点の設立を決めました。

極低温冷凍機およびクライオポンプの海外拠点は、現在4ヶ国、6ヶ所にあり、今回の開設で5ヶ国、7ヶ所となります。アジア地域では中国上海に続く2ヶ所目となります。当社は今後ますます充実したサービスとグローバル化を図っていきます。


■拠点の概要
1.正式名称:SHI Cryogenics of Korea Co, Ltd.
2.所在地 :Room 619-620 Venture Valley, #958 Goseck-dong, Kwonsun-gu, Suwon-city Gyeonggi-do, South Korea
3.代表者 :船山 真
4.業務内容:韓国における極低温冷凍機、クライオポンプのメンテナンス、販売