お知らせ

業界最速のレーザドリルを販売開始

2006年07月24日

住友重機械工業株式会社(社長 日納義郎)は、CO2レーザドリル装置SLR-400Tの販売を開始しました。

当社は、プリント基板業界のレーザ穴あけ加工装置におけるパイオニアです。当初より、2軸同時加工・高速ガルバノシステム(鏡の反射を用いてレーザ照射の位置決めをする方法)を採用し、高速加工において、常に業界をリードしてきました。今回、新たに開発されたSLR-400Tは、ガルバノ速度の向上により、より一層の高速加工を実現しました。業界最速2,000Hz(ヘルツ)を誇る超高速度ガルバノを搭載し、かつ2枚同時加工テーブルも採用した装置です。高密度化が進む多層基板の生産量増大に対して、生産効率の向上に貢献します。

■特長
1.業界最速2,000Hzを誇る超高速度ガルバノを搭載
従来に比べ、約7割(当社比)のスピードアップを達成したことに加え、2枚の基板を同時に加工できます。
 2,000Hz:1秒間に2,000回の位置決めができる。

2.コンパクト設計
標準サイズ 幅:3,775mm、奥行き:2,055mm、設置スペースが1割以上(当社比)コンパクトになりました。

3.最大出力210W 以上
搭載するレーザ発信器を高出力化し、最大出力210W以上にしました。

4.銅ダイレクト加工も可能
従来はレーザが銅に反射してしまうため、不要な銅は基板から除去する必要がありましたが、当社独自のレーザ分岐技術を応用し、新光学モジュールも採用したことにより、銅を除去せずに基板の加工ができるようになりました。

■本体価格
 5千万円~6千万円(税抜き。仕様により変動します。)
■販売開始時期
 2006年6月
■販売目標
 2006年度100台。

SLR-400T