お知らせ

石綿健康障害に関する当社の状況について

2005年07月11日

現在、社会的問題となっている石綿による健康障害に関しまして、その重要性に鑑み、当社における石綿製品の使用状況および健康障害の発生状況等につきまして、現時点で把握できております内容を以下のとおりお知らせいたします。



1.石綿製品の使用状況および管理状況について
 当社では横須賀市内の造船所4ヶ所で、石綿製品を船舶の配管等に断熱材として使用していました。石綿製品使用にあたっては、昭和46年以前は防塵マスクでの対応が主でしたが、昭和47年特定化学物質等障害予防規則制定以降は、局所排気装置、集塵装置などの整備を行いました。さらに、昭和50年作業環境測定法施行以降、石綿製品の使用を中止しております。
 このように、当社では、石綿対策の重要性を十分に認識し、石綿製品使用に関し、作業環境管理、作業管理、健康管理について、法令を遵守し、常に職場環境の向上に努めてまいりました。

2.健康障害の状況について
 当社における石綿製品の使用との因果関係は不明ですが、中皮腫により死亡し、労災給付申請手続きを取った元社員は14名、療養中の元社員は2名です。
 なお、造船所における溶接工肺などじん肺に罹患したとする原告(含 中皮腫による死亡1名)との間で現在係争中です。これは、じん肺による健康障害に対する現行社内補償水準などについて争っているものです。

3.今後の対応について
 現在まで、当社工場周辺の皆様や社員のご家族の方などから被害の申し出はございません。
 当社としましては、今後も、法令及び関係規則に則り、環境への配慮を行ってまいります。また、健康障害に関しましては今後とも継続して調査を実施してまいります。