お知らせ

横須賀製造所内に精密鍛造品の新工場を完成

2003年10月29日

住重フォージング株式会社(住友重機械工業100%出資、本社:神奈川県横須賀市 社長:水野 正三)は、横須賀製造所(神奈川県横須賀市)内に、精密鍛造品を生産する工場を竣工しましたのでお知らせします。

住重フォージング株式会社は、航空機用ジェットエンジンブレードのほか、高機能かつ高信頼性が求められる航空機体部品、発電用タービンブレード、民生用部品などの精密鍛造品を製造しています。本事業は、1939年に発足した中島航空金属株式会社田無鍛造工場を前身として、以来、当社田無製造所(東京都西東京市)を拠点としてきましたが、競争力をさらに強化するには工場新設による効率的な生産体制の確立が欠かせないと判断し、このたび、田無製造所から横須賀製造所へ事業拠点の移管を行いました。新工場は、鍛造、熱処理から最終機械加工までを同一の建屋内で一貫して生産できるレイアウトを実現し、鍛造素材、精密鍛造品、機械加工完成品と多様な市場ニーズに対応できる最新鋭の鍛造工場です。
住重フォージングは、国内おいては航空機関連の鍛造品でシェア30%以上を占め、特にチタン合金やニッケル合金が使用される航空機ジェットエンジン用鍛造ブレードでは圧倒的なシェアを有しています。今回の新工場の竣工により、生産効率をさらに高め、グローバル化が進展している航空機および発電タービン分野において海外市場への展開を加速し、事業をさらに発展させる考えです。

住重フォージング(株)新工場の概要
1. 所 在 地 :
 神奈川県横須賀市夏島町19番地
2. 施設規模 :
 建屋面積:約13500m2
 延べ床面積:約15000m2  地上2階建
3. 着 工 : 2002年12月
   竣 工 : 2003年10月
4. 人 員 : 約100名

精密鍛造品の新工場